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KL2020・OD・037
Twitter・Facebook・LINEなど、SNSが普及した現代ではネット環境さえあれば、他人が何をしているのかを誰でも簡単に調べられるようになりました。
気になる人の情報を仕入れるためSNSを調べるのは最近の若い女性なら珍しい行為ではないですが、時々それが行き過ぎてしまいネットストーカーとして扱われる事件も少なくありません。
この記事では女性のネットストーカー行為について触れていきますので、ストーカー被害に悩まされている場合はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
どんな時間帯の投稿に対しても2~3分以内には必ずいいねやコメントがつく場合は、あなたのアカウントは常に監視されている可能性があります。
SNSにはある特定人物を設定して、その人が投稿したお知らせを受け取れる『通知機能』というものがありますが、投稿への反応が異常に早い人はこの通知機能を利用しあなたの投稿を見落としなく確認するよう設定している可能性が高いです。
通知機能の設定はSNSに備えられた機能なので別に悪いことではないですが、まだあまり親しくない特定個人に対して設定されている状況は、一般的に見ると少し異常な行為であると判断できるでしょう。
「今日は渋谷へお出かけだ!」→「なにしに行くの?」
「友達とカラオケなう」→「誰と一緒にいるの?」
「久々の焼肉うまかったなぁ」→「どのお店に行ったの?」
上記のように投稿に対してやたらと詮索されると、相手に悪気はなくても少し不気味に感じてしまいますよね。
相手は単純に興味から質問している可能性もありますが、あまりにも頻度が多い場合はあなたの行動パターンや交友関係を把握するため情報収集をしているおそれもあるので警戒が必要です。
平日の出勤・帰宅の時間帯や休日に誰と何をして遊んだなど、こちらから話したことはないにも関わらず相手に行動パターンを全て把握されている場合は、あなたのSNSアカウントを監視している可能性が高いです。
SNSに投稿していない行動まで把握されている状況なら、自分の周囲の人の投稿まで徹底的に調べあげられている、最悪なケースだと投稿をたどってリアルで自分の後を尾行されている可能性があるかもしれません。
相手との話を合わせるため、ネットストーカーの女性はあらかじめ相手の趣味や関心が強いものを調べあげます。
「バスケお好きですか?(所属部活動を調査済み)」
「最近ロードバイクに興味があるんです!(経験者だと確認済み)」
「〇〇って映画面白いからおすすめですよ(視聴後と確認済み)」
こんな風に相手との話題を盛り上げるため営業マンのように事前に情報収集を行っている女性は意外と少なくないようで、それが行き過ぎて相手に不信感を与えてしまうケースがあります。
また、匿名同士でのやり取りの場合は『名前』『顔写真』『職業』『家族構成』などの個人情報を事前に把握しようとするケースも珍しくありません。
ネットストーカーはSNSの投稿から帰宅時間や行きつけのお店などを調べ、相手の行動時間に合わせて自分も行動し偶然に装って接触を図ります。
やたらと帰り道で一緒になったり待ち合わせもしてない休日に何度も遭遇してしまう場合は、あなたの行動パターンが相手に把握されている可能性が高いでしょう…。
自分からの接触はしなくても「映画館なう(自分も映画館にいる)」などあなたと同じ行動をとっている投稿をして、あなたからの接触を期待するパターンのストーカー行為もあると言われています。
SNSに投稿する度に必ずコメントを残し些細なことでLINEメッセージを頻繁に送ってくるなど、あなたに構ってもらうためネット内でも積極的に接触してくるタイプのネットストーカーも存在します。
向こうからの接触があるだけならまだ良いですが、そのような行為をする女性はメッセージに対してしつこく返信を求めてきたりなど、ストーカーの代表的行為である『つきまとい』をしてくる可能性が高いです。
コメント拒否をしてもあなたの周囲の人に絡みだしたり別アカウントで再び接触を図ってきたりなど、悪質な行為を働く可能性もあるため注意が必要です。
2017年の1月よりストーカー規制法が改正され、下記に当てはまるSNS等のネット上でのストーカー行為は処罰の対象となりました。
- つきまとい・待ち伏せ・押し掛け・うろつき
- 監視していると告げる行為
- 面会や交際の要求
- 乱暴な言動
- 無言電話、連続した電話・ファクシミリ・電子メール・SNS等
- 汚物などの送付
- 名誉を傷つける
- 性的しゅう恥心の侵害
参照元:ストーカー規制法より|警視庁
ストーカー規制法に該当するかがストーカーの判断基準となるので、基本的にSNSで公開された情報を調べるだけや少し接触が多い程度では罪には問われません。ただ、以下のような状況であればネットストーカー被害にあっていると判断できるでしょう。
1度拒否したのに無視され粘着されている
一度止めてくれと忠告したにも関わらず、それが無視され一方的に大量のメッセージが送られてくる状況はストーカー規制法の『つきまとい』に該当するので、ストーカー被害であると判断できます。
メッセージで断られたからと現実で無理やり押し寄せてくる場合も、ストーカー規制法の『押し掛け』に該当するため歴とした犯罪行為です。
ちなみに、拒否に対して逆上し腹いせに誹謗中傷を書き込まれた場合も、ストーカー規制法の『名誉を傷つける』に該当するので、ストーカー行為であると判断できるでしょう。
SNSを通じての監視が怖く外出をしづらくなり、待ち伏せを避けるため家族や友達と会いづらくなったなど、実生活に悪影響が生じている状況ならストーカー被害にあっていると判断できます。
特に「いつも見ているよ」や「これから私もそっちへ行くね」など、監視や押し掛けを告げる行為がある場合はストーカー規制法に該当するので、実際にまだ悪影響がなくとも犯罪行為として扱われます。
仲間内だけでやっているSNSでも公開設定をしていなければ、全国の誰からでも投稿が覗けてしまいます。なので、SNSをやる場合は必ずリアルと匿名でアカウントを分けるようにしましょう。
リアルアカウントで現実の知り合いしか覗けないように設定しておけば、自分が許可した人しか投稿を確認できなくなるので、ストーカーにアカウントを特定され個人情報を知られるリスクを減らすことができます。
ただ、匿名アカウントを使っている場合でもそのアカウントでリアルの友人と絡むとそこから情報特定につながるおそれもあるので、リアルと匿名は完全に使い分けることが重要です。
「会社の隣で火事があった!」「今日学校に俳優の〇〇がきた!」など自分の周囲で生じた出来事の投稿や、近所の風景や顔が映った写真のアップなど、他人が見て個人情報の推測が可能な情報をSNS上に残すのは避けるようにしましょう。
ストーカーがネットに詳しいと「停電だ!」の投稿だけで在住地域を特定されてしまう可能性もあるので、なるべく周囲の出来事は投稿しないようご注意ください。
そのような周囲の出来事や画像などの投稿がしたい場合には、必ず非公開設定をした知人専用アカウントを使用するのをおすすめします。
ストーカー被害にあっている場合は、その証拠(PCやスマホのスクリーンショット等)を確保してネット犯罪の対応を専門とするサイバー犯罪対策課へ相談をしましょう。
サイバー犯罪対策課に証拠をしっかり提示しストーカーによる被害が深刻だと判断されれば、ストーカー加害者に警察から『警告』がされることになり、多くのストーカー事件はそこで解決につながるケースが多いです。
『警告』があったのにストーカー行為が止まらない場合は、公安委員会から『禁止命令』で接触をしないよう忠告され、それにも従わない際にはストーカー規制法で『逮捕』という流れになります。
警察に相談したが証拠不十分や深刻性が認められずにすぐ対処されなくとも、弁護士に相談をすればネットストーカー被害を解決できる可能性があります。
上記が主な依頼内容になりますが、どのように対処していくかは弁護士に相談しながら最適な手段を検討していきましょう。それと、その際には弁護士相談はネット分野に力を入れている弁護士に依頼するとやり取りがスムーズになります。
自分のことを少しでも知りたいという女性からの好意は嬉しいものですが、その気持ちが行き過ぎてネットストーカーまで発展してしまうケースも少なくありません。
SNSの何気ない投稿が原因でストーカー被害を受ける可能性は十分にあるので、SNSに限らずネットへの投稿は内容の吟味を慎重に行うことをおすすめします。
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本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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