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KL2020・OD・037
LINEを使って友人、家族と連絡を取り合うという方は多いと思います。
個人間での気軽なやり取りの他複数人でもやり取りできてとても便利ですよね。
LINEが国内に広く普及する一方、アカウントの乗っ取り被害が見られるようになりました。
LINE乗っ取りを含む不正アクセス行為の認知件数は、2015年(平成27年)の場合で2,051件となっています。
LINEのセキュリティが強化されたこともあり、2014(平成26)年以前と比較すると認知件数は減少傾向にあるものの、不正アクセスが完全になくなったわけではありません。
最終的には、各自がアカウントを自力で守っていく必要があります。
この記事では、LINE乗っ取りの手口と対処方法、乗っ取られた際の被害の内容や、被害を未然に防ぐ方法をお伝えします。
LINE乗っ取り手口のうち、比較的多いものをご紹介します。
不正アクセスを行う手法の1つです。事前に入手したIDとパスワードの一覧を使い、LINEへのログインを試みます。
実際に使われているアカウント情報を利用しているため、手当たり次第に不正アクセスを試みるよりも、ログインが成功しやすいよう。
リスト型攻撃で使われるアカウント情報は、どこからか流出したものです。
複数のサービスで同じIDとパスワードを使っている場合は、この手口の被害に遭うリスクが高まるでしょう。
すでに乗っ取ったアカウントを悪用し、さらに被害者の知人のアカウントを乗っ取る場合に使われる手口です。
ターゲットの電話番号と、LINEからSNSに送られてくる4桁の認証番号を聞き出し、新しいアカウントを作ります。
犯人に新しいアカウントを作成され、ログインされてしまえば、電話番号を教えた人はLINEにログインできなくなります。
LINE公式のブログでも注意喚起がされていますのでご確認ください。
上記以外にも、辞書に載っているような単語やアルファベットをランダムに打ち込んで暗証番号を解読されてしまうケースも挙げられます。
この作業はパソコンで自動的にできるため、短いパスワードにしている場合は特定されてしまう危険があります。
iTunesカードやアマゾンギフト券などを購入させ、商品に付属している番号を送るよう要求してくる手口です。
LINEを乗っ取られた場合は、次のような実害が予想されます。
ログインができなくなるため、LINEでの連絡ができなくなります。
LINEを悪用した後に、アカウントを削除される場合があります。
アカウントを削除されれば、登録されていた知人の情報が消えてしまいますので、今後連絡を取る上で非常に不便でしょう。
バックアップを作成し、スマートフォンのデータがなくなった場合に備えることで、被害の拡大を防ぎましょう。
加害者は、あなたのアカウントを悪用し、友達リストに載っている人たちにメッセージを送信します。
もし友人が騙されてその指示に従ってしまうと、その人のアカウントも乗っ取られたり、金品の支払いに応じてしまったりするかもしれません。
あなたのアカウントが乗っ取られれば、金品を要求するメッセージが友人に送られてしまうかもしれません。
場合によっては、ご自身の信用を損なってしまうことも考えられます。
もしも乗っ取られていることが判明したのであれば、早急に周りの人に知らせ、メッセージには対応しない、もしくはブロックしてもらうなどの処置をとりましょう。
LINEが乗っ取られているかどうか確認する方法をお伝えします。
LINEでは本人の端末以外からログインがあると、“パソコンでLINEにログインしたことを通知するメッセージです”といった内容のメッセージが届くことがあります。
このメッセージは、本人以外の端末(スマートフォン以外)がログイン操作を行った場合に表示されるものですが、このメッセージが届いた場合は内容を確認し、心当たりがない場合はパスワード変更などの処置をとるようにしましょう。
“設定”の項目の中からログインしている端末を閲覧することができるため、そちらで確認するのも効果があります。
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もし使用していないのにパソコンなどの端末情報が表示されるようなら不正ログインが行われているかもしれません。
もしも本当にアカウントが乗っ取られてしまったら、どのような行動を起こすべきなのでしょうか。
具体的な対処法を確認していきましょう。
まず乗っ取りが疑われる場合は自分がログインできるか確かめましょう。
第三者に乗っ取られていると強制的にログアウトさせられる可能性があります。
ログインができた際には早急にパスワードの変更を行ってください。
パスワード変更の手順は以下の通りです。
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再ログインを試みたがログインできないとなると、第三者によってパスワードを変更されているか、また、乗っ取られている可能性もあります。
そういった場合はLINEの運営に報告し、被害が拡大しないようアカウントを削除してもらわなければいけません。
LINEアカウントに不正ログイン(乗っ取り)された場合、お問い合わせフォームより詳細をお送りください。
犯人がそれ以上悪用しないようアカウントを削除いたします。
これまでのトークやデータなどが消えてしまいますが、有料アイテムの移行はできることがあります。
友人からいつもと違う雰囲気だったり、金品の購入を求めたりするようなメッセージが届くなど、友人のLINEアカウント乗っ取りが疑われる場合には、LINE以外の連絡手段でご本人に確認・指摘をしましょう。
本人が気づかぬうちに不正ログインをされていることもあります。早期に対応することで、被害の拡大を防げます。
乗っ取りを未然に防ぐことができるのであれば、防ぐに越したことはないですよね。
ではどのような方法が有効と言えるのでしょうか。
パスワードを複雑にするほど、情報漏えいのリスクを小さくできます。
次のような工夫をし、複雑なパスワードを設定しましょう。
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パスワードを使い分けるのは面倒です。
しかし、同じパスワードを使いまわしてしまうと、不正アクセスをされた際に芋づる式に被害が拡大する恐れがあります。
新しくパスワードを設定する際は、これまで使ったことがないパスワードを利用しましょう。
LINEではセキュリティ強化により認証に2つの段階を踏まなければなりません。
パソコンからログインされている等のメッセージを受け取った状態は一度目の操作が完了してしまったことを示しています。
そういった場合、早急にパスワードの変更を行いましょう。それでも不安に感じる方はログインできる端末を規制するよう設定しなおす(『ログイン許可』のオフ)のも有効です。
ここで、『ログイン許可』をオフにするやり方をご説明します。
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PC版LINEからの使用に規制をかけることにより、100%ではありませんが不正ログインの確率は下がると言えます。
しかし、その設定を行ってしまうとそれ以降パソコンからLINEを使用することが難しくなるというデメリットもあります。
スマートフォンをどこかに放置した結果それを他人が持ち去り、個人情報やログインなどに関する方法を知られてしまっては元も子もありません。
特にスマートフォンは個人情報の塊ですので、きちんと管理するようにしましょう。
頻繁にパスワードの変更を行うことは、あまりよい方法とは言えないかもしれません。
パスワードを頻繁に変更しているうちに、変更の仕方が単純化・パターン化する場合があるためです。
小文字を大文字に変えたり、パスワードの最後に文字をくっつけたりするかもしれない。研究者らはこうしたちょっとした工夫を「変換」と呼んでいる。ハッカーはこれをよく分かっている。
IT(情報技術)ニュースサイトのアルス・テクニカによると、クレイナー氏は「パスワードを90日ごとに変更するよう求められると、これをパターン化したり、いわゆる『変換』を行ったりする傾向があると米ノースカロライナ大学(UNC)の研究チームは述べている」と指摘。「昔のパスワードを使ったり、少しだけ変えたり、新しいパスワードを考え出したりする」と述べた。
指摘されている通り、こういった“パターン化”によってパスワードが推測されてしまう危険も潜んでいます。
パスワードに関わる問題や乗っ取られてしまった場合の対処法などについてお伝えしました。
LINE乗っ取りによるアカウントの削除は避けたいですよね。“自分は大丈夫”と油断するのは禁物です。
今一度セキュリティについて考え直す機会になれば幸いです。
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本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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