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KL2020・OD・037
B型肝炎訴訟の弁護士費用は、和解金の4~12%程度です。さらに、和解に至れば給付額の4%を弁護士費用として国が負担してくれます。
そもそもB型肝炎訴訟とは、かつて集団予防接種の際に注射器の使い回しが原因でB型肝炎になった人に対する補償を目的とするものです。
上記に当てはまる人が給付の対象になりますが、平成34年1月12日が訴訟の期限ですので、お早めにご対応下さい。
今回は、B型肝炎訴訟で弁護士のサポートを受けるべき理由、弁護士を利用するメリットとデメリット、訴訟から和解までの流れとB型肝炎訴訟の解決が得意な弁護士を選ぶ際に知っておきたいことについてご説明します。
目次
冒頭でもお話した通り、B型肝炎訴訟に関しては国が補償を認めているために被害者側の主張が通りやすく、国は給付金の4%を弁護士費用として支給するという決まりもあります。
B型肝炎訴訟に特化した弁護団も発足しているほど、この件に関しては弁護士に依頼することが一般的ですから、弁護士のサポートを得て円滑に給付金を受け取るのがいいかと思います。
B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するメリットとデメリットを見ていきましょう。
事務所によって変動がありますが、給付金額の4~12%程度が大体の相場です。さらに、国が給付金額の4%分を弁護士費用として負担してくれますから、貰える金額と手間を考えるとさほど高くはないように思います。
また、訴訟の際は成功報酬の他に着手金が発生しますが、B型肝炎では着手金無料の事務所もよくあります。
提訴者のうち実際に和解に至ったのは51%です。厚生労働省によると、平成26年5月までの提訴者数15,456人に対し、和解者は7,900人で、全員が給付金を受け取れるわけではありません。
一番軽度な無症候性キャリアでも、50万円の給付金が下ります。権利がある人に関しては、弁護士費用を惜しんで和解できないぐらいなら、弁護士に依頼しておいたほうが安全なように思います。
訴訟をするには、
など手間と時間がかかります。無症候性キャリア(感染しているが症状は出ていないこと)で受け取れる金額が50万円なので、仮に8%弁護士費用で取られたとして、ここから国の負担分4%を引くと、自己負担はたったの2万円です。
弁護士に依頼しても、相談から和解までは半年~1年かかります。それを個人でやるとすれば、B型肝炎や訴訟の勉強をしたり、漏れのないように必要書類を揃えようとしたりするととんでもなく手間と時間がかかります。
弁護士に依頼すれば、あなたの状況に応じてどの書類がいるのか教えてくれますから、迷うことなく準備を進められます。
また、裁判では相手が一般人だろうが弁護士だろうが手加減をしてくれるわけではありませんから、確実に給付を受ける対価として弁護士費用は高いのか安いのか判断されると良いでしょう。
例えば、重度の肝硬変では給付金が3,600万円もらえますから、上と同じ条件で計算すると144万円支払うことになります。もし、弁護士に依頼した場合と同様の給付金を受け取れる知識と経験があるのであれば、弁護士費用の節約になります(理屈上は)。
ただ、B型肝炎に関する専門知識と行政訴訟に関する専門知識の両方を持っている一般人はまれですから、実質デメリットは無いように思います。
訴訟を代理してくれる弁護士を探す際は
と言った点に注目しましょう。弁護士にも得意不得意がありますから、B型肝炎訴訟を和解に導いた実績がどの程度あるのかは必ず確認すべきです。
HPを確認すれば、相談件数や得意分野が書いてありますから、複数の事務所を確認してもらうといいでしょう。下で紹介する法テラスに紹介してもらうのも良いかと思います。
上記の表は、これまでの提訴者数と和解者数を表したものです。これまでの提訴者数は15,456人ですから、提訴実績が1,000を超えていればかなり経験豊富と言えるでしょう。あくまで経験豊富な事務所探しの基準の1つとしてご確認下さい。
B型肝炎の給付金額は、症状の進行度合いによって決まります。厚生労働省のスライドを元に、症状別の給付金額を表にしました。
症状 | 給付金額 |
死亡・肝がん・肝硬変(重度) | 3,600万円 |
肝硬変(軽度) | 2,500万円 |
慢性肝炎※1 | 1,250万円 |
※1:20年の除斥期間を経過して治療中の方 | 300万円 |
※1:上記以外の方 | 150万円 |
無症候性キャリア※2 | 50万円 |
※2:20年の除斥期間を経過していない方 | 600万円 |
また、無症候性キャリアの方は定期検査の費用もできます。
ここでは、弁護士に訴訟を依頼してから和解までの流れをご説明します。
一次感染、もしくは二次感染を証明できる資料を集めます。訴状の作成などは弁護士が代行してくれます。
感染を証明できる資料は
【一次感染】
【二次感染】
などです。
裁判所に必要書類を提出したり、陳述したり、和解交渉をしたりという手間がありますが、すべて弁護士が代行してくれます。
社会保険診療報酬支払基金に給付金支払いを求めて、給付金が支払われるのを待ちましょう。
どの弁護士に依頼をすればいいか迷ってはいないでしょうか。前提として、すでにお話した条件
を満たしている弁護士に依頼をするのが安全です。探し方に関してはいくつか方法があって、
といった手段があります。法テラスは収入が一定以下の人は無料で利用できますし、インターネットはHPから実績を確認できるため便利です。
弁護団はB型肝炎訴訟に注力する弁護士が集まっていますから、専門性が高いという点ではハズレは少ないでしょう。最初に無料相談できる事務所もありますから、いろいろな弁護士と話してみて親身になってくれる方を探すのも良いでしょう。
仕事をしながら依頼することを考えると、土日も営業している事務所を選ぶとやり取りをするうえで楽です。
B型肝炎訴訟は国が弁護士費用を一部負担してくれますし、手間と時間を考えると弁護士に依頼するのは決して損ではありません。
給付の条件を満たす人は期限が来る前に訴訟をし、確実に給付金を受け取りましょう。
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本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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