B型肝炎の検査費用と陽性反応が出てしまった後にやるべきこと

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弁護士法人ネクスパート法律事務所
寺垣 俊介
監修記事
B型肝炎の検査費用と陽性反応が出てしまった後にやるべきこと

B型肝炎の検査費用は、無料のところもあれば3~4千円程度するところもあります。まずはお近くの保健所や指定医療機関に問い合わせてみましょう。

今回は、B型肝炎検査費用と検査の内容、結果が出た後にすべきことについてご説明します。

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B型肝炎の検査費用と検査の内容

B型肝炎の検査費用と内容を確認していきましょう。

検査費用は無料~4千円程度

全国の保健所や指定医療機関に行けば、無料で検査を受けられます。ただ、自治体や機関によっては一部自己負担になることもありますから、検査に行く際はお近くの保健所または医療機関に問い合わせましょう。

有料の場合の費用は1~4千円程度が目安になります。例えば、健康医学予防協会という機関では次の金額で検査をしてくれるそうなので参考にしてみてください。

検査 料金
HBs抗原(RPHA法) B型肝炎検査 1,000円
HBs抗原(CLIA法) B型肝炎検査 1,800円

血液検査

検査方法は血液検査で、採血後HBs抗原というB型肝炎ウイルスのタンパク質が検出されるかどうかで感染しているかどうかを判断し、だいたい1~数週間程度で結果がわかります。

血液感染する病気ですから、結果が出るまでは献血や輸血をしないようにしましょう。

B型肝炎の検査をするタイミング

B型肝炎は、感染後の潜伏期間が1ヶ月~半年程度です。感染したと思われる時期から3ヶ月後あたりに検査をしましょう。

B型肝炎の初期症状

B型肝炎の初期症状には次のものがありますから、以下の症状が続いている人には検査をおすすめします。

  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 皮膚・眼球が黄色くなる(黄疸)

また、症状が悪化すると、40°前後の高熱が出たり、強烈な吐き気をもよおしたり、起き上がれなくなったりします。急性肝炎が悪化し、肝細胞が破壊されるとこのような症状がでますから、症状が軽いうちから病院に通われることをおすすめします。

忙しくて検査に行けない人は

B型肝炎検査キットというものがあり、自宅にいながら感染しているかどうか確かめることもできます。キットが届いたら必要なものを採取し、検体を返送します。検査が終わったら、Eメールや郵便などで結果が送られてきますので、忙しい方はこちらも検討してみて下さい。

商品にもよりますが、インターネットでも2~4千円程度で購入できます。

肝炎ウイルス検査を受けるべき理由と検査後の対応

肝炎ウイルス検査を受けるべき理由と検査後の対応

B型肝炎は進行する病ですから、放置するのはやめましょう。ここでは、検査をするべき理由と、検査結果を出た後の行動についてお伝えします。

肝がんや肝硬変に進行する恐れがあるから

B型肝炎は症状が重くなれば肝硬変や肝がんになるリスクが高まります。さらに、肝臓は患っていても自覚症状が出にくい臓器ですから、症状が軽いからといって放置していると、取り返しがつかなくなってから後悔しかねません。

ただ、肝がんは予防しやすいがんだと考えられていますから、早期発見をすれば、症状の進行を抑える対策ができます。

他人に感染するから

B型肝炎は、輸血や性交渉で感染します。もし自覚がないまま性交渉をしてしまうと、大切なパートナーを危険にさらすことになります。大切な人を守るためにも、検査はするようにしましょう。

陰性だった場合の対応

B型肝炎には感染していないと考えられます。もし症状が出てきた場合は再検査しましょう。

陽性だった場合の対応

医療機関へ行く

医療機関へ行き、さらに詳しい検査をしましょう。すでにお伝えしているとおり、早期発見できれば肝がんに進行するリスクを減らせます。

B型肝炎給付金の対象になるか確認する

B型肝炎訴訟というものがあります。これは、かつて集団予防接種での注射器の使い回しが原因でB型肝炎になった人に対して、国が補償をするための制度です。次の条件に当てはまるかどうかを確認し、当てはまれば弁護士に相談し、訴訟をしましょう。

  • 集団予防接種等(昭和23年7月1日から昭和63年1月27日までの間に限る)の際の注射器の連続使用により、B型肝炎ウイルスに感染した方
  • その方から母子感染した方
  • これらの方々の相続人

 まとめ

B型肝炎の費用を安く済ませたいのであれば、お近くの保健所に無料で実施していないかどうか問い合わせてみましょう。自己負担があったとしても3,000円程度ですから、不安を解消するためにも検査されることをおすすめします。

 

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この記事を監修した弁護士
弁護士法人ネクスパート法律事務所
寺垣 俊介
2016年1月に寺垣弁護士(第二東京弁護士会所属)、佐藤弁護士(東京弁護士会所属)の2名により設立。遺産相続、交通事故、離婚などの民事事件や刑事事件、企業法務まで幅広い分野を取り扱っている。

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