決して安くない弁護士費用。いざという時に備えてベンナビ弁護士保険への加入がおすすめです。
離婚、相続、労働問題、刑事事件被害、ネット誹謗中傷など、幅広い事件で弁護士費用の補償が受けられます。
【ベンナビ弁護士保険が選ばれる3のポイント】
- 保険料は1日あたり約96円
- 通算支払限度額1,000万円
- 追加保険料0円で家族も補償
保険内容について詳しく知りたい方は、WEBから資料請求してみましょう。
KL2020・OD・037
夫からDVの被害に遭われたら専門機関にすぐ相談してください。日本では3日に一人のペースで妻が夫のDVによって死亡しているというデータもあるようです。
警察統計によると、日本では今も3日に1人ずつ、妻が夫によって殺されています。内閣府の調査によると、成人女性の3人に1人がDV被害を体験しており、20人に1人は、殺されそうな目にあっています。
引用元:東洋経済ONLINE
内閣府男女共同参画局の統計によれば、配偶者からのDVの相談件数は年々増加しており、平成26年度の相談件数は合計102,963件となっています。
引用元:内閣府男女共同参画局
うち、警察が暴力事案として認知したのは59,072件(平成26年)、検挙されたのはわずか6,992人です。
警察に相談することも解決策のひとつではありますが、すぐに夫のDV被害から解放されるための手段としては決して有効だと言えません。
DVによって少しでも命の危険、夫が怖いと感じているのであれば我慢せず、まずは専門の相談機関に連絡しましょう。あなたの安全確保が最優先です。
中には相談して解決できるのか、夫にバレてさらに暴力を振るわれるのではないかと不安を感じている方もいるかもしれませんが、その点はご安心ください。
今回ご紹介する相談窓口はどれも夫のDVに悩む妻を救うプロフェッショナルです。我慢することはもう止めて頼れる専門家のサポートを受けながら適切に解決していきましょう。
相談先だけでなく、DVの悩みを解決するまでの手順についてもご紹介します。
DVについて弁護士に相談する 電話相談可・初回面談無料・完全成功報酬 |
|
---|---|
北海道・東北 | 北海道 | 青森 | 岩手 | 宮城 | 秋田 | 山形 | 福島 |
関東 | 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 群馬 | 栃木 |
北陸・甲信越 | 山梨 | 新潟 | 長野 | 富山 | 石川 | 福井 |
東海 | 愛知 | 岐阜 | 静岡 | 三重 |
関西 | 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山 |
中国・四国 | 鳥取 | 島根 | 岡山 | 広島 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知 |
九州・沖縄 | 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄 |
目次
まず始めに、夫からのDVについて相談できる窓口を確認しておきましょう。今回、自治体や国などが運営しているものをメインにご紹介しています。あなたが連絡しやすいと思ったところに相談してみてください。
誰かに相談したいけれど、警察や弁護士は敷居が高いと感じる方におすすめなのが、「DV相談掲示板」です。
匿名で気軽に相談できるだけでなく、あなたと同じ悩みを持つ方から励ましの言葉をかけてもらえることもあります。SNSを見るようなイメージで利用してみてはいかがでしょうか。
公的機関からアドバイスをもらいたい、けれど対面で相談を受けることに抵抗がある方は、法務省が行っている「インターネット事件相談受付窓口」の利用がおすすめです。
24時間受付しているので、誰かに相談したいと思ったらすぐに連絡してみてはいかがでしょうか。
区市町村ごとにDVの面接相談を設けている窓口があります。あなたが住んでいる地域の役所で相談できるので、買い物に行くついでに相談してみてはいかがでしょうか。連絡先は、あなたの地域の役所公式ホームページをご確認ください。
新宿区:総合相談(悩みごと相談室) | |
面接予約電話番号 | 03-3341-0801 |
受付時間 | 8:30~17:00(月~土曜日) |
電話や対面で相談できることはもちろん、あなたの救済に向けたサポートも期待できる相談窓口です。現状をどうにかしたいと少しでも思われている方は、下記に挙げた相談窓口を利用してみてください。
相談は一ヵ所だけでなく、複数の機関に連絡すると良いでしょう。例えば、警視庁総合相談センターとあなたが住んでいる地域にある婦人相談所に相談すればより安心です。
電話番号 | 東京都内:#9110 その他地域:03-3501-0110 |
受付日時 | 8:30~17:15(祝日・休日を除く月~金曜日) |
対面相談の有無 | ○ |
電話番号 | 都道府県別の電話番号は厚生労働省:連絡先一覧をご覧ください。 |
受付日時 | 9:00~17:00(祝日・休日を除く月~金曜日) |
対面相談の有無 | ○ |
電話番号 | 0570-070-810 |
受付日時 | 8:30~17:15(祝日・休日を除く月~金曜日) |
対面相談の有無 | ○ |
電話番号 | 0570-0-55210 |
受付日時 | 不明 |
対面相談の有無 | ○ |
備考 | 発信地などの情報から最寄りの相談機関の窓口に電話が自動転送される。 |
電話番号 | 全国の精神保健福祉センター一覧をご確認ください。 |
受付日時 | 地域により異なる(祝日・休日を除く月~金曜日) |
対面相談の有無 | ○ |
電話番号 | 03-5607-0799 |
受付日時 | 年中無休24時間対応 |
対面相談の有無 | ○ |
電話番号 | 03-5467-2455 |
受付日時 | 9:00~21:00(年末年始のみ休み) |
対面相談の有無 | ○ |
備考 | 精神科医師による対面相談もあり。 |
夫と離婚してDVから解放されたい、今まで受けた苦痛を慰謝料請求したい、あなたに接近しないよう法的な措置を取りたいと考えている方におすすめの相談先です。
法律に基づいて、適切に問題を解決していく弁護士です。あなたの代わりに夫と交渉してもらうことも可能ですから、精神的負担をあまりかけずに問題解決に取り組めるでしょう。
法律に関する疑問について無料で問い合わせできる機関です。夫のDVを理由に離婚や慰謝料の請求をしたい方におすすめの相談先です。
「夫のDVがあまりにもひどく、今すぐにでも助けてほしい」そんな方は、民間で運営しているシェルターの利用をおすすめします。約2週間程度と一時的ではありますが、あなたを保護してくれます。
専門機関への相談により、夫のDVから逃れる具体的な措置を講ずることが期待できます。1日でも早く、DV問題から解放されるためにも、どのような措置が期待できるのか把握しておきましょう。
引用元:内閣府男女共同参画局
相談する機関にもよりますが、
が期待できます。
ちなみに慰謝料請求など一部対応できないものもありますが、警察や弁護士以外の国や自治体が運営している相談機関でも保護などができるのは、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律によって認められているためです。
【根拠】
(婦人相談員による相談等)
第四条 婦人相談員は、被害者の相談に応じ、必要な指導を行うことができる。
(婦人保護施設における保護)
第五条 都道府県は、婦人保護施設において被害者の保護を行うことができる。
引用元:配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律第10条により、裁判所から「保護命令」が出された日から6ヶ月間は、夫に付きまといや電話連絡などを禁止させることができます。
接近禁止 | あなたへの面会要求や監視をにおわせる発言などはできない |
退去 | 一緒に住んでいる場合は、2ヶ月間、家から退去しなければならない |
連絡禁止 | やむを得ない理由を除き、あなたへの電話・メール連絡はできない |
申立て手続きを家庭裁判所で行う必要がありますが、相談機関と連携しながら進めていくことができます。
ちなみに夫が保護命令に違反すると、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。
【根拠】
第十条 命令の効力が生じた日から起算して二月間、被害者と共に生活の本拠としている住居から退去すること及び当該住居の付近をはいかいしてはならないこと。
2 命令の効力が生じた日から起算して六月を経過する日までの間、被害者に対して次の各号に掲げるいずれの行為もしてはならないことを命ずるものとする。
一 面会を要求すること。
二 その行動を監視していると思わせるような事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。
三 著しく粗野又は乱暴な言動をすること。
四 電話をかけて何も告げず、又は緊急やむを得ない場合を除き、連続して、電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メールを送信すること。
五 緊急やむを得ない場合を除き、午後十時から午前六時までの間に、電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、
引用元:配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律
全国262か所(平成28年3月時点)に設置されている配偶者暴力支援センターや、民間団体が運営している保護施設や民間シェルターへの保護、自立に向けた支援が受けられます。
夫(妻)からの継続的なDVにより、もう何も考えられない・自分はどうしたらいいのか良く分からない状態に置かれている場合は、専門家のカウンセリングやアドバイスを受けましょう。
適切な判断能力が低下している可能性があります。まずは、あなたの今後についてしっかりと判断するために必要な力を取り戻すことから始めてみてください。
警察へ相談した場合、以下のようなサポートが受けられます。ただし、DV被害の状況により受けられるサポート内容が変わることもあるため、弁護士や国が運営している機関に相談した上で問い合わせてみると良いでしょう。
- 被害を自ら防止するための措置の教示
- 住所又は居所を知られないようにするための措置
- 被害防止交渉に関する事項についての助言
- 加害者への被害防止交渉のための必要な事項の連絡
- 被害防止交渉を行う場所としての警察施設の利用
引用元:愛知県警察
弁護士に依頼した場合のみとなりますが、離婚成立に向けた手続きに加えDVによって受けた被害に対する慰謝料の獲得も可能です。
DVに該当する行為とは、具体的にどのようなものが挙げられるのでしょうか。まず、「身体的虐待」「精神的虐待」「性的虐待」「経済的暴力」「社会的隔離」「交際相手暴力(デートDV)」という6つのカテゴリに分けることができます。
身体的虐待(しんたいてきぎゃくたい)とは、あなたの体を傷つける行為によるDVです。具体的には以下の行為が挙げられます。
・殴る、蹴る、腕をねじる
・物を投げつける
・髪を引っ張る、首を絞める
・刃物を身体に突きつける など
引用元:法務省
精神的虐待(せいしんてきぎゃくたい)とは、殴ったりするなどの身体的な暴力ではなく、あなた自身を否定したり行動を制限したりするような行為のことを言います。
・人格を否定するような暴言を吐く
・大声で怒鳴る、無視する
・交友関係を制限したり、電話やメールのやり取りを細かく監視する
・人前でバカにしたり、命令したりする
・大切にしているものを壊す、捨てる
・生活費を渡さない
・外で働くなと言ったり、仕事を辞めさせたりする など
引用元:法務省
性的虐待(せいてきぎゃくたい)とは、あなたが嫌がっているにもかかわらず無理やり性行為をさせるなどの行為が該当します。
・嫌がっているのに性的行為を強要する
・避妊に協力しない、中絶を強要する
・見たくないのにポルノビデオやポルノ雑誌を見せる など
引用元:法務省
経済的暴力(けいざいてきぼうりょく)とは、あなたに生活費を渡さないなどの行為が該当します。
・遊興費を著しく制限したり与えない
・生活費を著しく制限したり与えない
・無計画な買い物や借金を繰り返す
・家の金を持ち出す
・仕事を制限する
引用元:wikipedia
社会的隔離(しゃかいてきかくり)とは、親族や友人との関わりを制限したり、外出できる条件を提示するなどの行為が該当します。
・電話や手紙の相手や頻度を制限する
・近親者を実家や友人から隔離する
・外出を制限する
引用元:wikipedia
DVは婚姻関係にある配偶者に対するものだけではありません。恋人から受ける暴力や束縛なども該当します。具体的な行為を以下にまとめました。
|
参照元:政府広報オンライン
今後、安心して暮らせる環境を作りたいと考えている方は、DV問題の相談や解決を弁護士に依頼すべきでしょう。具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
DV問題の解決を弁護士に依頼するメリットには、以下のようなことが挙げられます。あなたが受けた苦痛に対する損害を夫に請求できることはもちろん、今後の長い人生を安心して暮らすために必要な措置の提示・実行もしてくれます。
DVを理由に慰謝料請求をしたときに獲得できる慰謝料の相場をまとめました。被害の度合いや夫の収入額などによっても異なりますが、一般的には婚姻期間が長いほど獲得できる慰謝料額は高額になるようです。
婚姻期間 | 裁判で認められた慰謝料の相場 |
30年以上 | 300万円 |
20~30年 | 337万円 |
10~20年 | 250万円 |
5~10年 | 170万円 |
5年未満 | 114万円 |
引用元:慰謝料算定の実務第2版
DVを理由に離婚成立、慰謝料の獲得を目指す場合にかかる弁護士費用の相場を下図にまとめました。
相談料(1時間あたり) | 0~1万円 |
着手金 | 20~60万円 |
成功報酬 | 20万円+獲得した報酬額の10%前後 |
実費 | 1~5万円 |
夫のDVを理由に離婚・慰謝料請求をするには、証拠を集めなければなりません。第三者機関への相談を躊躇っている方もぜひ、夫のDVを記録に残す行動に移されることをおすすめします。
|
夫からDVを受けている場合、身近な人には相談しづらいものです。しかし、誰にも言えず一人で抱えているだけでは、いつまでもDVから解放されることはできません。
少しでもDVから解放されたいと思われたら、勇気を出して専門機関へ相談してみてください。
DVについて弁護士に相談する 電話相談可・初回面談無料・完全成功報酬 |
|
---|---|
北海道・東北 | 北海道 | 青森 | 岩手 | 宮城 | 秋田 | 山形 | 福島 |
関東 | 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 群馬 | 栃木 |
北陸・甲信越 | 山梨 | 新潟 | 長野 | 富山 | 石川 | 福井 |
東海 | 愛知 | 岐阜 | 静岡 | 三重 |
関西 | 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山 |
中国・四国 | 鳥取 | 島根 | 岡山 | 広島 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知 |
九州・沖縄 | 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄 |
決して安くない弁護士費用。いざという時に備えてベンナビ弁護士保険への加入がおすすめです。
離婚、相続、労働問題、刑事事件被害、ネット誹謗中傷など、幅広い事件で弁護士費用の補償が受けられます。
【ベンナビ弁護士保険が選ばれる3のポイント】
保険内容について詳しく知りたい方は、WEBから資料請求してみましょう。
KL2020・OD・037
本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
※あなたの弁護士に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。
詳しくはあなたの弁護士の理念と信頼できる情報提供に向けた執筆体制をご覧ください。
※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。