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KL2020・OD・037
近年人気となっているタワーマンションは、地上から離れていることから騒音とは無縁のイメージがあります。
しかし、タワーマンションも集合住宅なので、生活音による騒音トラブルが発生することがあります。また、風切り音などタワーマンション特有の騒音もあります。
今回は、タワーマンションで騒音トラブルにあった時の解決策とタワーマンションでできる騒音対策をご紹介します。
目次
近年、人気が上昇しているタワーマンションですが、タワーマンションでも騒音トラブルが往々に発生します。
タワーマンションには、地上から離れているぶん見晴らしが良く静かなイメージがありますが、タワーマンションであっても集合住宅であることには変わりありません。
また、建物を高くするために遮音性の低い軽量素材を使用していたり、高層階ならではの風切り音がしたりするため、「騒音」に悩まされる方が多いようです。
また、隣近所との距離が近いため、生活音や話し声が聞こえてくることがあります。この項目では、集合住宅やタワーマンションでの騒音トラブルの主な原因をご紹介します。
隣近所の生活音や話し声は騒音トラブルの原因としてよく取り上げられます。
住宅情報サイト「スーモジャーナル」によると隣近所の生活音で気になる騒音の上位には子供の声や足音、人の話し声などが多く挙げられています。
隣近所からが鳴り響いていれば、いきり立って相手の家に直接苦情を言いに行くことを考えてしまいますが、騒音トラブルでは、当事者間での交渉をすると問題が複雑化することがあります。
隣近所からの騒音に悩まれた場合は、まず管理会社や大家さんに相談してみましょう。
タワーマンションだからこそ問題となるのは、ビル風などの風による騒音です。
高層階になるにつれ、上空の強い風が建物に直接当たることになるので「風切り音」が発生することがあります。
風切り音は窓のサッシなどを調整したり窓やドアの隙間をテープで埋めたりすることで防げる場合があります。
入居者同士で生活音などに気をつけていても、建物自体の遮音性が低い場合は騒音トラブルの解決が難しいことがあります。
特に、タワーマンションなどの建物は、高く建てるために住宅に軽量素材を用いることがあるのです。建物自体の遮音性が低いのは施工不備の可能性もあります。
話し声だけでなく、話の内容までもわかってしまうような遮音性の低い建物は、住宅紛争審査会に相談することも考えてください。
近年では、駅直結のマンションも増えてきました。
駅直結のタワーマンションや、近隣に飛行場がある地域の場合は電車や飛行機などによる騒音も考えられます。電車や飛行機などの騒音は、風による騒音と同様に窓のサッシなどを調整したり窓やドアの隙間をテープで埋めたりすることで防げる場合があります。
騒音が、入居者の努力だけでは解決できない、異臭や大気汚染に繋がる可能性があるという場合は「公害」として市区町村の環境局に相談することもできます。
タワーマンションなどの集合住宅で騒音トラブルにあった場合は、当事者同士で直接交渉しないことをおすすめします。
騒音トラブルを当事者同士で交渉すると、ただ感情をぶつけ合うだけで、問題可決に向けた話し合いができなくなるなど、問題が複雑化することも考えられます。騒音トラブルは、必ず第三者を挟んで解決方法を考えましょう。
タワーマンションなどの集合住宅での騒音トラブルは、まず管理会社や大家に連絡しましょう。管理会社の場合は、大家やオーナーに建物の管理を委託されていますので騒音トラブルなどの対応も行なっていることが多いです。管理会社や大家に騒音トラブルを相談する場合は、騒音がいつ頃あったのか、「騒音によって眠れない」など、どのように困っているのかを具体的に伝えるとより有効です。
タワーマンションなどの集合住宅では、入居者が運営している管理組合が組織されていることがあります。管理組合がある場合は、総会などで騒音トラブルを提議し、マンションのルールとして早朝・夜中の騒音を抑えることも可能です。
分譲マンションなどで、居住スペース自体の壁が薄い、壁材に遮音性が低いという場合は住宅紛争審査会に相談することが可能です。住宅紛争審査会は、分譲マンションなどの不動産売買トラブルや騒音を防ぐための工事などについて相談することが可能です。
タワーマンションでの騒音トラブルによって不眠症やうつ病などの健康被害にあった場合は、騒音を弁護士に相談することも考えてください。騒音トラブルを弁護士に相談すると、健康被害を損害賠償として相手に請求したり、騒音の差し止め要求の交渉を行うことができます。
異様な騒音は、あなただけでなく他の入居者にも迷惑がかかっているので、警察に通報することもできます。あまりにも大きな音や身の危険を感じるような騒音は、あなたと周囲の人の安全確保のために警察に相談しましょう。警察は基本的には民事不介入ですが、悪質な騒音の場合、口頭注意をする場合があります。
タワーマンションなどの集合住宅での騒音は相手の生活音が聞こえている分、自分の生活音も聞こえている可能性があります。自分が騒音の発生源にならないためにも、隣近所の騒音が聞こえた際に自分の家の騒音対策もしておきましょう。
タワーマンションでできる騒音対策には、まず家の遮音性を高めることが重要です。家の遮音性を高めるには、以下のような方法があります。
騒音トラブルでよく挙げられる音は、かかと歩きなどによる足音です。お子さまがいる家庭の場合は、子供の走る足音などが下階に響いていることがあります。足音による騒音は、床に遮音性のあるカーペットやクッションマットを敷くなどで防ぐことができます。
壁から伝わる話し声や物音なども、騒音トラブルとしてよく挙げられるもののひとつです。壁側に本棚やクローゼットなどの家具を置くなどして、壁と隣の壁との間に空間を作ることが効果的とされています。
環境省では、騒音を以下のように定めています。昼間と夜間では、やはり夜間の方が昼間より小さな音でも騒音になってしまうことがあります。洗濯機や楽器演奏などある程度の騒音があらかじめ分かるものは、夜間は控える等の工夫ができます。
引用元:環境省|環境基準
タワーマンションであっても、他の集合住宅と同じように騒音トラブルが発生することがあります。生活音による騒音は、こちらの生活音が聞こえている可能性もあるので「お互いさま」であることを念頭におきましょう。騒音トラブルの解決は、第三者に相談することが重要です。もしも、騒音によって自分の生活に影響が出てしまった場合は第三者に相談し、解決方法を考えて行きましょう。
この記事が騒音に悩んでいる方の解決の糸口になれば幸いです。
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