相続について
父親は、24年前に亡くなりその後母が一人暮らしをしていましたが、10年ほど前にトラブルがあり私と姉は母と行き来をしていませんでした。昨年5月に亡くなっていたと長男の弟から連絡がきて通帳を閉じたいため書類を送るから捺印して印鑑証明を欲しいと言われました。送られてきた用紙は、署名するページのみで、多分金額等が書かれている書類は同封されていませんでした。不思議に思った姉が、弟にたずねて300万残っている事がわかりました。何だか気持ち悪いため3人で話すことにしたのですが、山の中とは言え家と土地も空き家になって今もあるはずです。それらも含めて今後どの様にしていったらよいのか話し合う前にご指導いただけましたらありがたいです。放棄したくてもすでに月日が過ぎてしまっているので不安です。
相談者(ID:5632)さん
弁護士の回答一覧
>山の中とは言え家と土地も空き家になって今もあるはずです。それらも含めて今後どの様にしていった...
とのことですから、誰も相続したがらない不動産の問題のことのようですので、それを前提としたコメントをしましょう。
結論として、誰も相続したがらず、かつ買い手も現れないような土地であるならば、建物だけ責任もってご兄弟で解体をして、土地については3分の1ずつの相続登記をするだけにしておくほかはありません。
誰も済まない朽ち果てた建物が放置されていることは、周囲の美観を損ねるだけでなく、ホームレスが住み着いてしまったり、火災の火元になってしまったり様々な問題が発生します。せめて手の付けられない状態になる前に解体をしておくことが相続人の義務だと思います。残されていた300万円の預金はその解体や廃材の処分費用に充てればよろしいかと思います。
土地についても3分の1ずつの登記をしておくべきです。
後々誰が権利者なのかわからなくなって、いろいろ困ったことが起こるからです。
つまり、遺産に誰も相続したがらないような不動産があるようなときは、相続の権利を主張しても意味がないのであって、むしろ相続人として果たすべき義務を果たすことを考えた方がよろしいかと思います。
弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 静岡県 |
【まずはメールでご相談ください!】弁護士歴25年以上●離婚・不動産などご相談ください。あなたの事情に合わせたベストな解決を目指します
この質問に関連する法律相談
8年前に父親が亡くなり、義母が仕切って財産を分けてくれたのですが、今考えると、私の取り分が明らかに少ないのです。私の知る限り父親が取引してた銀行はほとんど知ってますが、事業をしてましたので、預貯金7000万以上と株をそこそこ持ってました。今からでも正当な...
父と兄弟二人、兄は独身実家暮らし私は実家を離れ子供二人がおります
母は亡くなっています。
父と兄の仲は良くなく弟の私が父を引き取って介護しております、このたび遺言書を作ろうということになったのですが、兄の今までの悪行や色々な行いから相続分を減らしてや...
先日祖母が亡くなりました。私の母は2年前に亡くなっています。
叔母から「遺産は土地しかないので叔父さんに全部譲るので遺産拒否の書類が欲しい」と言われました。
遠方に住んでいて叔母に会うことが困難な状況です。
私が遺産欲しいと言えば今からでも遺産拒否...
7年前父が亡くなり、母、兄、私の人が相続人になり、兄が3分の1のお金を要求しよくわからない私は、その通りお金を、振込ましだそのとき母に、何かあればお金を渡すといいましたが今母が介護状態になり費用等の分担を要求するとおかねを振り込んだのはそちら返却も親の面...
母が、認知症ケアのグループホームで生活していますが、その費用を生活保護受給で支払っています。
最近、母の兄弟から遺産分割調停を起こされ、亡祖父の家の共同名義人になっている事を私達子供が知りました。資産が有るとなって、生活保護が打ち切られない為には、どう...
相続に関する法律ガイドを見る
原則的に遺産相続で孫は相続人にならない | 孫に相続させる方法まとめ
故人の財産を相続する際、相続人として真っ先に浮かぶのが「配偶者」と「子ども」かと思いますが、誰が相続人になるのかをきちんと理解している人は少ないのではないでしょうか。日本の民法では、相続人の順位として、①配偶者は常に相続人になること、...続きを読む
遺言書を開封するときの正しい手順|トラブルを防ぐために知るべきこと
家族や親戚などが亡くなって維新を整理している時に「遺言書」と書いてある封筒を見つけても、うっかり開封してはいけません。遺言書は、開封にも手続きが必要な場合があります。今回は、相続トラブルに巻き込まれないための遺言書の開封手順や遺言書に...続きを読む
遺留分減殺請求とは|減殺請求の方法と相続時に泣き寝入りしない豆知識
遺留分減殺請求(いりゅうぶんげんさいせいきゅう)とは、一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分である「遺留分」を取り戻すための法的手続のことを言います。遺留分減殺請求の方法には特に指定がありませんが、一般的には相手方に対し内容...続きを読む
遺留分減殺請求(いりゅうぶんげんさいせいきゅう)とは、一定の法定相続人に認められた遺産の取り分である遺留分を取り戻すための手続きで、話し合いや調停・訴訟といった形で行使する権利です。遺留分減殺請求権自体は形成権と呼ばれる「一方的な意思...続きを読む
相続問題の無料相談活用法!相談先4つと相談に行くベストタイミング
2020.4.6無料相談と言っても相談先が多すぎて、自分がどこに相談するのが1番いいのかわからないと思います。ここでは初めての相続や相続を行う上で、不安や疑問があった場合に自分に合った無料相談ができる相談先をまとめました。続きを読む
内縁の妻が相続人となる3つの方法と実際に受け取れる遺産の割合
夫婦関係を結ばずに、内縁の妻(夫)としてその生活を続ける家庭も多く存在します。法律上では必ずしも婚姻関係を結ぶ必要はなく、こうした事例も決して違法ではありません。 今回は、内縁者の受け取ることができる相続や相続を受け取るための方法について、解説していきます。続きを読む