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KL2020・OD・037
「子どもが学校でいじめられているかもしれない…」と思って、子どもに話を聞いても何も話してくれない場合、親は表立って介入すべきなのでしょうか?
子ども同士で解決できるのがベストですが、そのまま見守っている間にいじめが深刻になり大けがをしたり、心をふさぎ込んでしまったりする可能性があるため、気が気ではないと思います。
どのタイミングで親が表立って介入すべきなのでしょうか?
子どものいじめに親が介入するべきケースを紹介します。
例えば以下のようなサインは子供からのSOSかもしれません。
このような間接的もしくは直接的なSOSのサインを出してきたら、親は本格的に介入すべきでしょう。
子どもが親の介入を必要としな理由は様々ですが、そのうちの一つとして、親が介入することでいじめが悪化する可能性がある、というものです。
こういった状況であれば、歯がゆいかもしれませんが、子どもを信じて様子を見守ることも重要です。親が直接介入しなくても、子供は親が味方であると示すだけでも安心感を持てます。
ただし、子どもは大人と違って、判断能力が乏しいものです。すぐに介入しないのであっても、いつも以上に子どもの言動を見守り、何かあればすぐに学校等に相談できるよう心の準備をしておきましょう。
また、学校側にはいじめられている旨を可能性として連絡しておくようにしましょう。
子どもが加害者の場合は、ある日学校や被害者側から「いじめを行っている」と連絡が来るケースがほとんどです。
そのため、介入のタイミングは決まってきますが、連絡前にご自分の子どもがいじめを行っている可能性があるとわかった時点で、親が介入するべきでしょう。
いじめの内容によっては、罪に問われることもありますし、被害者が自殺に追い込まれる恐れもあります。また、倫理的な非難はもちろんですが、何千万単位の損害賠償請求を受けることさえあります。
また、いじめを行う原因には家庭環境も大きく影響していますので、子ども同士の問題を解決するとともに一度、ご自身の家庭環境を振り返ってみましょう。
早期介入でいじめを止めるためには、いじめに親は見逃さないことが重要になってきます。以下では、被害者・加害者の子どもに見られる特徴を紹介するので、ご自分の子どもに当てはまるかどうかチェックしてみてください。
被害者の子どもは、親や周囲にいじめられている事実を隠す傾向が多くあります。しかし、いじめは精神的に大きな負担ですので、隠そうとしても言動などに変化が出ます。
以下のような言動が見られるならば、SOSサインの可能性があります。
思い当たる節があれば、一度子どもとしっかり話す場を設けてみてください。
加害者の子どもは特徴が出にくいため、学校外の人が気づくのは稀です。ただ、よくよく言動を見てみると些細な変化がみられる可能性があります。
以下のような特徴が見られるなら、何か問題を抱えているかもしれません。
中高生なら反抗期の可能性もありますが、不安があるようであれば一度話し合ってみましょう。
親がいつ介入すべきかは、非常に難しい問題です。
いじめられている、いじめているんじゃないかと不安な方は、まずは配偶者に相談し第三者にも相談した方がいいとなったら、学校・教育委員会・国営の相談所などに相談してみてください。
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本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。
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