公共施設への出入り禁止
自治体の外郭団体嘱託職員として勤務しています。職場には、誰でも自由に利用できるフリースペースがあり、一画では、さまざまなボランティア団体が日本語教室を開催しています。
ある日、その教室開催中に、生徒Aさん(外国籍男性)が、別の男性生徒さんに文句を言い始め、若い女性ボランティア先生を指差して、あなたの指導が悪い、仕事してない、先生悪いと何度も指をさしてきたそうです。
困った先生は、私たち職員に相談してきました。そこで、私を含め3人の女性職員が仲裁に入りましたが、相手が興奮し、職員の一人(韓国籍)を指差して「韓国人、お前、韓国人、俺に命令するな!」(実際は、命令ではなく、授業ができなくなるので、こちらで話しましょう、と伝えました。)と大声で叫びました。韓国籍の職員は、深く傷つき、オフィスには女性職員しかいない、責任者(自治体職員出向者)不在の状況だったので、怖くなり、公休の男性上司に連絡しましたが、住まいが遠方でどうしようもなく、警備員を呼びましたが、Aの興奮は収まらず、ずっと大声で、私のフルネームを何度も確認し、ICレコーダーを見せて録音したり、韓国籍職員に、再び「お前、韓国人、韓国人」と叫んだので、別の職員が警察を呼びました。
Aは、二年前にも同様に警察を呼ぶ事態となり、その後も、ほぼ毎日朝から夕方遅くまで、フリースペースの席に着席し、出入りする職員や利用者を監視(にらみつける、目で追う)、時には不愉快な発言をし続けており、職員は、日々不安と恐怖の中、業務をしています。
しかし、現場をどれだけ上司に説明しても、物損や暴力がないと出入り禁止にはできないと言われました。
また、Aは、上司不在の時に必ず問題を起こします。警察官ですら、出入り禁止にしていい事態と言われましたが、Aが録音していたICレコーダーには、自分が大声を出しているところは録音しておらず、日本語教室の他の生徒さんや女性職員を挑発して、興奮してきたところだけを録音し、上司や警察に提出したので、Aは、悪くないという判断になりました。ちなみに、上司は、Aからのみ話を聞き、職員や日本語教室からは何も話を聞いていない状態で、団体トップに報告し、決定しました。
韓国籍職員は、深く傷つき、今も仕事ができていません。私も、Aを見かけるだけで、震えます。
警察が出入り禁止にしていい状況だと言っても、決定するのは、団体だと言われ、私たちの団体は、行政が一般の方を出入り禁止にするのは難しいと言われました。日本語教室への出入り禁止はできるが、施設への出入り禁止はできない、という判断になりました。
私たち職員は、Aの存在に、日々恐怖や不安を感じながら、仕事をするしかないのでしょうか。
これまでに、Aについて、日本語教室からの苦情や相談はありましたが、一般利用者については、Aが職員に苦情を言ってくるので、利用者は帰ってしまいます。
フリースペースは、利用者が安心して過ごせないといけませんし、職員が安心して働けないことは問題だと思いますが、何もできないのでしょうか。
相談者(ID:)さん
この質問に関連する法律相談
教育行政と司法は互いに独立を保つとされていますが、スクールロイヤーが各学校に配置されるということは司法が行政に関わり独立が正しく保たれない、っといったことになるのでしょうか?
制度としてはいじめや体罰などの学校の法的問題を解決・支援すると言ってますが、...
収入認定漏れの過支給があり、合計20~30万程度の額を過去3ヶ月分の収入認定と63条によって返還を求められています。
63条は改正後できるようになった強制徴収ではなく今まで通りの非強制徴収です。
過支給は福祉事務所のミスだったと認めており、向こうが全...
友人がとある弁護士に依頼しました、抗告許可申立の決定文に関する質問です。
この申立てにつき高等裁判所は、まともな審理が行われたとは思えない、いわゆる「三行半判決」により、不許可決定を下しました。
申立書現物を読みましたが、論点は複数且つ明確に...
2018/6/26から2019/1/27まで友人が居候しておりました。
最初は家賃とかいらないといっていたのですが、完全に部屋は半分にしたり、洗濯を自分の分しかやらない、私よりも家にいることなど生活ぶりをみて、やはり家賃や生活費を入れてほしいと伝えたと...
その他民事事件に関する法律ガイドを見る
暴力・差別・人格否定してくる「毒親」を子供は訴えられるのか?
2020.4.28暴力・人格否定・兄弟姉妹を差別して育てる「毒親」に対し、何らかの訴えや制裁を行いたいと思う子供もいるのではないでしょうか。この記事では、子供は「毒親」を訴えられるのかについて紹介します。続きを読む
新型コロナで相次ぐ批判!コメンテーターの発言に法的責任は発生するの?
2020.4.20新型コロナウイルス問題に限らず「コメンテーターの発言」は物議を醸しやすく、「責任を取るべきなのではないか」という声があります。法的に見て、コメンテーターと呼ばれる人物たちは、その発言に責任を取らなくて良いものなのでしょうか?弁護士に聞いてみました。続きを読む
- 2020.3.6
この記事では埼玉の弁護士に無料相談できる窓口を一挙紹介しています。埼玉の近くにお住まいで、法的に解決することが必要なトラブルに直面した際には一度それぞれの相談窓口の特徴を知った上で、相談してみましょう。続きを読む
「うちの子がいじめてた⁉」子供がいじめの加害者だった時に親がすべき4つのこと
2020.3.3うちはでおりこうさんの子供が学校で他の子供をいじめていたなんて、親にとっては信じられないでしょう。この記事では、自分の子供が加害者側だった時の親の対応や専門家に相談すべきケースのついて紹介します。続きを読む
- 2018.8.20
法律が絡んだトラブルに直面する可能性は、どなたにもあります。いざという時にどこに相談をするべきか、どういった手続きを行えばいいのかわからない…。そんな時にサポートを行っているのが、国が国民に向けて法的な支援をしている「法テラス」です。続きを読む
愛人から「もてあそばれた」と8,000万円の慰謝料請求! 支払う義務はあるのか?
2020.4.6人気のプロ野球のK選手が、恋人でない女性から「恋愛感情があったのに弄ばれた」などとして、8000万円の損害賠償請求を受けていたことが判明。双方の主張が食い違う中、付き合ってもいない女性からの慰謝料請求を支払う義務はあるのでしょうか?続きを読む