債務を事実婚の相手に支払わせることが出来ますか
お世話になります。
先月母親が他界したのですが、先日ローン会社から車の債務が残っていると連絡がありました。
去年の9月まで母と生活を共にしていた、事実婚の男性(Aさん)が乗っている車です。
母親と暮らしていた時に共同で購入したもので、ローン契約自体は母親の名前で契約をしていますが、毎月の支払いはAさんが母に手渡しで、母の口座から引き落としされていました。
同棲を解消後もそのAさんが車を持っており、支払いもして貰っていましたが、自身で新車を購入したとかで、今月からローンの支払いを拒否されています。
債務はまだ100万超で残っており、ローン会社からは現在私と妹が債務の支払いをするか、相続放棄を迫られています。そういったやりとりを母親とは書面では残しておらず、口約束のみだったようです。
母親が亡くなった直後までは車に関して費用がかかるなら、僕が責任を持って対処します、と私にメールが来ていたので、自分が支払いをしなければいけない、との認識はあるはずです。メールは保存してあります。
こういった場合、Aさんに残りのローン完済をしてもらうことは可能でしょうか。ローン契約自体は母親の組んだものなので、法的にはAさんに支払い義務は生じないのかもしれませんが、私も妹も免許も持っておらず、今まで乗ったこともない車のローンだけを払わされるのはあまりにも理不尽と感じ、何とかAさん本人に支払いをさせたいと思っています。
Aさんが債務分を支払ってくれたら、ローン完済となり、改めて名義をAさんにし、その車を買取してもらうなり、何なりと好きにして貰って良いとまで思っているのですが、それにも応じて貰えません。
どのように対処すれば良いのか、お知恵をお貸しください。よろしくお願いします。
相談者(ID:1060)さん
弁護士の回答一覧
母君とAさんとの車の支払いなどについての約束(契約)がどのようなものであったのか、証拠は何があ...
ただし、取り立てなどの処分をしてしまうと、相続を単純承認したものとみなされ(民法921条1号)、相続放棄はできなくなります。
まずは、相続財産の調査をし、相続放棄をすべきか否かを判断したほうが良いと考えます。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都豊島区南池袋1-16-15ダイヤゲート池袋5階 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 |
【池袋駅より徒歩3分】【初回のご相談料無料|土日祝日や夜間相談へも対応】弁護士への相談は敷居が高いと感じていらっしゃる方も、お気軽にお電話ください。親身にお話をお伺いいたします。
この質問に関連する法律相談
父が亡くなり銀行に相続手続をしに行ったところ、父の妹(父より先に死亡、未婚)の数千円の残高の預金があり、少額なのでということでその場で代襲手続を勧められました、ところが父の書斎を整理していると妹が死亡した際に他の兄弟との連名で相続放棄の申請を裁判所で行っ...
教えて下さい。15年前に祖父が亡くなり、今年に入って父が亡くなりました。
実家は祖父名義のままで、名義変更をしないまま父が亡くなりました。
父の実家と親戚とは縁を切りたかったため、相続放棄をする事にしました。
そこで家庭裁判所の方から教えてもら...
今年始めに母が突然亡くなりやっと落ち着いてきたところです。
すると今月、市役所から母の国保等の未納分を支払ってください。
と通知がきました。
きちんと家裁に行って相続放棄の手続きをしてきて承認されてます。
この場合はどうすればよいのでしょうか?
現在、92歳になる父がおります。
今年の一月に、父の意向で父の生命保険の受取人を、配偶者である母から、息子である私へと、保険屋さん立会いの下、契約書を書き換えしました。つまり、契約者を私の名義にし、父の亡き後は、保険金が、私に入るようにする為です。母...
昨年父が亡くなりましたが、父には兄(A)と弟(B)がおり、2人は父より前にすでに亡くなっております。
父の兄弟は不仲で、50年前に祖母が亡くなった際に相続協議がまとまらず、祖母が所有していた多数の不動産(借家、底地等)が父、A、Bの3人の準共有状態のま...
相続に関する法律ガイドを見る
- 2020.11.11
相続は誰にでも起きるのに誰もがはじめて経験するイベントです。法律の定めが難しいうえに相続人の間でトラブルに発展しやすいので、弁護士に相談してサポートを受けましょう。弁護士に無料で電話相談できる窓口や専門家の選び方を解説します。続きを読む
再婚と相続の関係性|再婚後の相続範囲や連れ子がいるケースでの注意点
再婚をした際に考えなければいけないのが、相続の問題です。元配偶者との間に子供がいた場合、たとえ疎遠になっていたとしても親子関係は変わらないため、相続が発生してしまいます。 今回は、そんな再婚と相続について、今から考えておくべきことを解説していきます。続きを読む
遺留分減殺請求とは、兄弟姉妹以外の法定相続人が自己の遺留分を侵害する相続が行われた際に、侵害者に対して遺留分の返還を求めるための手続きのことを言います。遺留分減殺請求は、自力でも比較的容易に行うことができますが、話し合いで決着がつかず...続きを読む
遺留分減殺請求における訴訟を徹底解説|遺留分を取り戻す最終手段
遺留分減殺請求訴訟(いりゅうぶんげんさいせいきゅうそしょう)とは、その名の通り、訴訟によって遺留分を取り戻すための手続きです。そもそも遺留分とは、一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことですが、これを侵害している相手にた...続きを読む
遺留分権利者が遺留分を失う相続人廃除とは|廃除の効果と代襲相続人
相続人廃除(相続廃除)とは、推定相続人について著しい非行など一定の事由があった場合に、被相続人の意思に基づいてその人の相続権を剥奪する制度のことをいい、その対象者は「遺留分」を有する推定相続人に限られ、遺言による廃除もできるようになっています。続きを読む
家族信託を利用しようと考えている人が段々と増えています。そんな家族信託こそ、弁護士に依頼してサポートしてもらうことでより確かなものとなります。 しかしどうして家族信託を弁護士に依頼する必要があるのでしょう。メリットをはじめ、家族信託について紹介します。続きを読む