遺産相続2
農地分割の件で相続し回答を頂きました。ありがとうございました。それで続きです。遺産は宅地80坪と木造2階建の住宅(築30年)約4千万円 預貯金1千5百万円と農地3百坪です。近くに菩提寺があります。2人姉弟です。姉は他家に嫁ぎ、私達夫婦は社宅に暮らしていましたが、実家が再開発で移転になった時に父母に請われ同居しました。生活費として毎月10万円もらいましたが、公共料金、親類、近所の交際費(葬儀香典、御中元、御歳暮など)、庭木剪定など、生活全般の費用は私達が支払い、後半10年は父母共に要介護となり、妻はパートの仕事を辞め介護に専従しました。稼いでいた分を父が支払う代りに妻を養女にしてくれました。そして父が亡くなる3年前に妻が乳ガンを発症し約1年半闘病し、やむえず父母を高齢者住宅へ預けました。通院等は家族対応でしたので、私が有給休暇と無給の介護休暇を毎月5日前後取得し対応しました。母が肺炎で3ヶ月入院した時は平日は会社帰りに立ち寄り、休日も含め1日も欠かさず見舞い励ましました。姉は近くに暮らしていますが、他家に嫁いだのだから、あてにしないでほしいと全く助けてぐれなかった。そして母が先に亡くなった時は、父母には十分に援助してもらったから遺産分割は不要と言いました。しかし、父が亡くなると、母の預貯金の通帳も開示してほしいと言いました。私達が家賃を払わず父母の家に暮らし、生活費に10万円もらっていたので、その分も計算すると言います。
家と宅地は残してやるから、預貯金全額と法定相続の不足分を私達の財産から払ってほしいと言います。今後、父母の兄姉が11人(90才平均)生存しているので葬儀から一周忌の香典や菩提寺の管理費用等の出費は多く、農地の草取りの負担も体力的に厳しく、業者へ頼めば相応の費用を要します。私達の実家に対する寄与分は得られないのでしょうか 得られるとしたら割合はどのくらいでしょうか
よろしくお願いします。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
農地の評価や処分可能性も視野に入れる必要性があります。寄与分を主張すると居住利益の主張が返って...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
草取り等の寄与分については、認められる余地があると思います。奥様が介護に専従した点については、...
なお、生活費を受領していた点や実家に無償で居住していた点については、少なくとも、黙示の持戻し免除の意思表示があるとして、特別受益としては考慮されない結果になるのではないかと思います。
特別受益や寄与分が関係する複雑な事案ですので、具体的な資料をお持ちの上、一度、弁護士に面談してご相談されるのがよいと思います。弁護士回答の続きを読む
この質問に関連する法律相談
遺産分割協議をしょうとしても、自分に有利な分け方のみ開示し、財産全体が如何なっているのか明らかにしない。また、話し合いといっても、上意下達の考えであくまで自分の意思を貫こうとしています。
家裁の調停に持ち込もうとしても、資産明細など提供してくれない...
分割協議にて話し合いがつかず、調停に委ねようと思っています。
調停を依頼するには、どこに?(誰に?)どのようにしたらよいのでしょうか?
また、相続人全員の合意が必要なのでしょうか?
ある親戚が90年ほど前に海外に移民(子あり)し、死亡届がでていないらしく日本の戸籍上130歳で生存していることになっています。不在者財産管理人をたてて時効取得の裁判をする場合、相手は130歳の親戚だけで良いでしょうか。それとも子も相手にする必要があります...
夫が夫の母(義母)の遺産相続において調停中です。相続人は夫と夫の妹2人の3人です。私たち夫婦で過去15年間、義母の世話をしてきました(10年以上前から体が不自由でした)。義母の死去する前の15年間で何回かに渡って1200万義母名義の銀行口座から夫名義の口...
現在、遺産分割の調停中でお互いに主張を譲らず、不調になることが見込まれます。相続人は私と兄の二人です。
今後、裁判になることも見据えて弁護士への依頼を考えております。
その際の費用の相場はいくらぐらいになるのでしょうか?
調停段階から依頼す...
相続に関する法律ガイドを見る
寄与分と特別受益の違い|遺産分割の相続割合と相続税申告時の計算方法
相続では、特定の相続人が被相続人の財産を増やしたなど経済面での貢献度を考慮して法定相続分より少し多めに財産を渡すことがあります(寄与分)が、生前に被相続人から利益を受けた利益(特別受益)を考慮して相続財産の割合も少し下げましょうというルールもあります。続きを読む
遺留分を放棄してもらいたい、そうお願いされたときに書いた念書にどのくらいの法的効果があるか知っていますか?意外と知られていない遺留分放棄を念書で書く時の注意点を、この記事にてご紹介していきます。続きを読む
遺留分減殺請求における訴訟を徹底解説|遺留分を取り戻す最終手段
遺留分減殺請求訴訟(いりゅうぶんげんさいせいきゅうそしょう)とは、その名の通り、訴訟によって遺留分を取り戻すための手続きです。そもそも遺留分とは、一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことですが、これを侵害している相手にた...続きを読む
寄与分の計算方法や寄与分が発生するケース|注意点や準備するものは?
寄与分制度とは、被相続人の財産の維持や増加に貢献した人に相続時の取り分増額を認める制度です。これにより、相続の不公平を解消することが期待できます。 どういった場合に寄与分が発生するのか、寄与分を受け取るにはどうしたらよいのかなどについて、解説していきます。続きを読む
遺産相続の各種期限と手続きの優先順位まとめ|時効についても要注意
遺産相続には所定の期限内に行わなければならない手続きがあり、これらの期限を過ぎてしまうと大変なことになる場合がありますので、優先順位を決めるのがおすすめです。続きを読む
遺言書に「遺産はすべて世話をしてくれた内縁の妻に譲る」と書かれていた。 娘の相続分は認められないのか?
遺言書に「遺産はすべて世話をしてくれた内縁の妻に譲る。」と書かれていた場合、娘に相続権は認められないのでしょうか。この記事では、娘の相続権に関する弁護士の見解をご紹介しています。続きを読む