認知症患者の遺言作成について
諸事情があるので詳細は伏せますが、お答えいただけると幸いです。
母は80歳です。
公証人役場で遺言を作成しようと依頼に行ったところ、その場で認知症テストをされて「これじゃ作れませんね」と断られてしまいました。
公証人はこの地域に一人しかおらず、母が高齢であるにもかかわらずかなり高飛車な態度、きつい物言いだったため、極端な人見知りの母からは「二度と会いたくない」と泣かれました。
(職務上仕方がないと思いますが、地域での評判も良くないと役所の人も言ってました。)
その後正式に診断がくだり、投薬治療中です。
傍目に見ていると以前よりしっかりしてきてると感じるのですが、家族は公証人役場に行くことも、母の判断能力に関しても否定的で、前向きに考えることができなくなっています。
こんな状態ですが、医師の診断により「判断力がある」と認定していただけたら、遺言書は作ることができますか?
もしくはこのような状況でも効力のある遺言書を作ることはできますか?できれば公証人役場での方が良いとは思うのですが、公証人役場以外で作ることはできますか?
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
仮に、公証人に自宅や病室へ出張してもらい作成するとしても、同一都道府県内の公証人役場であれば、...
最寄りの公証人役場ではなく、同一都道府県内にある他の公証人役場に相談されるとよいと思われます。弁護士回答の続きを読む
認知レベルがどの程度か、成年後見なのかわかりませんが、「医師の診断」とおっしゃっていること...
弁護士回答の続きを読む
医師の診断書があれば、後日紛争になっても有効性を補強できるかとは思います。認知症と言っても程度...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
はじめまして。 公証人役場でそんな態度をとられたというのはひどいですね。地域でも評判がよくな...
公証人役場でそんな態度をとられたというのはひどいですね。地域でも評判がよくないというのはよっぽどですね。
遺言は公証役場でなくても作れます。
もっとも、ご懸案の、判断能力については、のちに問題とならないように対処する必要があります。
どのような方法がベターかは詳細をお聞きする必要がありますが、医師の診断書を取得する必要があります。
具体的には、遺言をする目的などにより、方法は変わってくると思います。弁護士回答の続きを読む
この質問に関連する法律相談
同居の祖母が倒れて(存命)、たまたま部屋を整理した時に公正証書遺言(の写し?)を見つけました。
以前から遺言書があるとは知っていたのですが、詳しい内容まではわかっていませんでした。見たところ遺言執行人に弁護士さんが指名されていて、その報酬額が先々を考え...
遺言には財産目録を記載しておくのが良いといわれていますが、これについての質問です。
1.財産目録は遺言書を書いた時点での財産となりますが、遺言書を書いてから死ぬまでには年数が経ち、財産の内容がどんどん変わっていきます(金融機関名、新しい口座、金額変更な...
両親、配偶者、子供がいない叔母が経営している会社を役員に遺贈するため、公正証書遺言を作成するつもりです。しかし、その役員の死後は役員の相続人ではなく、自分の血縁者の誰かに会社を継がせたいと言っています。血縁者は叔母の甥姪6人(私を含め)です。この内容を負...
父が亡くなり、公正証書遺言が出てきました。二人姉妹ですが、すべて妹に相続すると有りました。
同じ姉妹でありながら、不公平です。不動産だけでも、数億円になります。遺留分の請求をしたいのですが、親戚の手前 それは出来ません。妹が、跡継ぎで、その地区で...
叔父は、仲が良かった兄弟である父と遺言書を互いに取り交わしていたものの、父の死亡時に遺言書を行使しませんでした。その遺言書には、(叔父が住んでいるものの一部は父の名義の)土地を叔父に相続させると書いてあった可能性が高いのですが、父の単独相続人であった私が...
遺言書の検認についてお伺いします。相続人の戸籍謄本と印鑑証明書が必要になると思いますが、遺言書には書かれていない他の法定相続人に対して必要な書類や手続きがあれば教えて下さい。
また、家庭裁判所で相続人が立ち会う時に、相続人が高齢で立ち会うのが難しい時、...
相続に関する法律ガイドを見る
秘密証書遺言の作成手順 | 無効にならない遺言にする為の書き方の注意点
秘密証書遺言(ひみつしょうしょ-いごん)とは、民法で定められた普通方式の遺言のひとつで、「遺言者以外にその内容を秘密にすることができ、遺言が遺言者のものであることを証明することができる」遺言のことをいいます。(民法第970条〜972条...続きを読む
代襲相続人の範囲はどこまで?代襲相続対象者の範囲と相続割合とは
代襲相続とは、相続放棄以外の理由によって、被相続人の死亡前に被相続人の子または兄弟姉妹が相続権を失っている場合に、これら相続権を失った人の子がその相続権を承継する制度をいい、代襲相続される人を被代襲者、代襲相続する人を代襲者または代襲相続人と呼びます。続きを読む
相続人の一部が遺産を使い込んでしまった場合、相続開始後に他の相続人とトラブルになるケースが多いです。遺産の使い込みを調査するには個人の力では限界があるので、弁護士などの専門家の力を借り、不等利得返還請求や損害賠償請求によって遺産を取り戻しましょう。続きを読む
遺留分とは、兄弟姉妹を除く法定相続人(配偶者・子・直系尊属)に認められた最低限の遺産の取り分を保障する制度です。被相続人には遺言等による財産処分の自由が認められており、原則としてその意思は尊重されることになっており、極端に言えば「○○...続きを読む
失敗しない遺言書の書き方とすぐに使える文例集|正しい遺言の作り方
遺言書(いごんしょ、ゆいごんしょ)とは、故人が死後の財産等の用途や処分方法を指定するための文書で、法律上はいわゆる遺書と区別して扱われます。日本では、民法が遺言の作り方や効力をきちんと規定しており、民法上の定義としては「人がその死亡後...続きを読む
家族信託は ・適正な判断力の低下に備えたい ・遺言以外の資産継承をしたい という方にとっては非常に便利な制度ですので、今回はそんな家族信託について解説していきます。続きを読む