親交の無い親族との相続財産分割の進め方
私は三重県伊賀市に住む39歳の会社員男性です。
昨日実父が4/23に亡くなった事を手紙で知りました。
私は不嫡出子(認知されている)にあたります。
先方の長女の方から手紙を頂戴しました。
先方の御母様も私の母もすでに他界しております。
私は兄弟はおりません
先方は三人兄弟だそうです。
相続にあたり戸籍を遡り先方は初めて私の存在を知られた様です。
先方とは全く親交が無いので先々の事も考え今後の進め方を相談したいです。
宜しくお願い致します。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
まず、ご質問者ご自身の本件相続に関するスタンスを決めるべきでしょう。 非嫡出子であっても嫡出...
非嫡出子であっても嫡出子と同じ相続分がありますので、ご質問者には4分の1の法定相続分があります。
ですから、きちんと法定の相続分を主張されるのであれば、まずは実父にどのような相続財産が存在するのか目録を示していただけばよろしいのではないでしょうか。そのうえで、協議を進めることになるでしょう。
ただ、ご質問者の立場的にすんなりと協議が成立しない可能性もあり、その際は、遺産分割の調停も視野に入れて対応することになるものと考えられます。
なお、本件相続にかかわりたくないというお考えであれば、相続放棄等の対応も一つの考えでしょう。弁護士回答の続きを読む
相続人を調査しているということは遺産分割の必要がある、ということが想定されます。おそらく分割調...
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まずはお父様が亡くなられたとのこと、お悔やみ申し上げます。 質問者様は現在お亡くなりになられ...
質問者様は現在お亡くなりになられたお父様の資産及び負債(相続財産)について、4分の1の法定相続分を有しています。
仮に相続財産について、負債の方が多い場合は、相続放棄は限定承認を行うことをお勧めしますが、これらの相続放棄または限定承認を行うためには、相続開始から3か月以内(本年9月23日まで)に家庭裁判所に行き、必要な手続を済ませる必要があります。
一方、相続放棄や限定承認をしない場合、他の相続人の方との間で遺産分割協議をすることになります。
協議の順序としては、まず相続財産としての資産と負債が具体的にどのような形でいくらあるのかを確認することになります。
その上で、どの財産につき誰がいくら分相続するのかを協議し、遺産分割協議書を作成します。
遺産分割協議をご自身で進められても全く問題ありません。ただ、面識のない親族との交渉ということを考えると、弁護士を代理人として交渉を進める方が、ご負担が軽いようにも思います。
いずれにしても、質問者様の相続放棄及び限定承認は、2015年9月23日までに家庭裁判所に対してなされなければなりませんので、早めに相続財産の内容を確認され、方針につき検討されるのがよろしいかと思います。
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