84歳の母に後見人を付けるメリットとデメリット
父母の近くに住んでいた次女が父が亡くなって父の生命保険金や預金を母に何も言わずに母の口座から出金し母の年金が無い為、父の遺族年金12万/2ヶ月と50万程度の預金で生活させるために2万円/月の生活費しか渡さずに瘦せ細り高齢者虐待の可能性が有ると判断して頂き市役所に一時保護して今は長女と私が探した賃貸住宅にて生活しております。
次女は母の着物や私財を持ち帰った挙句、代理人の弁護士に依頼して通知書を送って来て高齢者虐待の否認を損害賠償請求してきており今も代理人より役所に「後見人付いたのか」と確認が有るそうです。
現在、役所と母の法定後見人(未だ痴呆も無く保佐人、補助人に成る可能性)を付ける相談をしておりますが後見人が付く事で次女が持ち帰った母の着物等の私財や使い込んだ保険金等の返還請求は可能に成り、尚且つ役所から言われている生活保護も受けやすく成りますでしょうか?
次女の代理弁護士が何度も後見人の確認しているという事は訴訟能力のない母に変わる後見人が居なければ申立人が手数料や報酬などを支って特別代理人を付けなければ成らない様なので後見人は付けない方が良いのでしょうか?
母に資産は無いので後見人を付ける事によって使い込まれた預金と私財の返還及び生活保護受給の可能性が高まるメリットと母に対する訴訟回避が出来なくなる成るデメリットで悩んでおります。どうぞアドバイスお願いいたします。
相談者(ID:19876)さん
弁護士の回答一覧
後見人、保佐人、補助人を付けたからといって、次女が持ち去ったお母様の着物などの財産や横領した金...
ただ後見人等を選任する本来の意味は、これ以上、次女に限らず誰からもつけこまれることなく、財産を失ったりすることがないように、あるいは他人の悪意があるわけでなくても、お母様自身の判断能力が衰えたことで、無意味な出費をしてしまうことがないように、お母様をサポートすることなのです。
また生活保護を受けるために後見人などをつけた方がよいということもありません。
ですので、もうこれ以上、お母様が奪われるものはなくなってしまったということなのでしたら、無理して後見人等を選任する必要はありません。
それから次女の代理人が母に対して訴訟をしたいと考えているらしいとのこと、全く理解に苦しみます。逆なのではないかと思いますが・・・(お母様から訴えられることを心配しているのではないでしょうか?)弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 静岡県 |
【まずはメールでご相談ください!】弁護士歴25年以上●離婚・不動産などご相談ください。あなたの事情に合わせたベストな解決を目指します
この質問に関連する法律相談
今まで就職、結婚、子育てを何ら変わりなくやってきたのですが
母の介護と財産管理を前にして兄妹と親戚が強引に母の通帳を
引き取り私には出来ないからと何ら教えてもらえません。
母も老人ホームに入れられています。
私が一番近い場所に住んでいますので介護...
義母は、約1年前より骨折治療で入院してから認知の傾向が現れ,現在は、有料の介護施設に入院しております。義母には3人の息子がいたのですが長男は7年前に死去、残った兄嫁がいるのですが生活管理能力が怪しく義母も自分が入院するような事態のときは財産の管理、本人の...
成年後見人のいる伯父が亡くなりまして、相続手続きに入るのですが、成年後見人をつけた信託口座の取引履歴を相続人が確認することはできないのですか?成年後見人以外からの照会には答えられないと断られました。
母は成年後見人(家庭裁判所にて任命)を立て対応しておりましたが、最近母が死亡したため今後の対応についての相談です。成年後見人は母の財産について相続人の代表に財産を引き継ぐことになると思いますが、相続人3人おりますが、1年前に父が亡くなりその財産分割で、い...
相続に関する法律ガイドを見る
遺産分割を依頼する弁護士の選び方|押さえておきたい5つのポイント
円滑に遺産分割を済ませるには、弁護士へ依頼するのがおすすめです。ただし「弁護士であれば誰でも良い」というわけではなく、依頼先によっては思うように話が進まない可能性もあるため、注意しましょう。この記事では、遺産分割を依頼する弁護士の選び方を解説します。続きを読む
相続放棄の手続きの流れと必要書類 | 相続放棄を選択すべき基準とは?
相続放棄に必要な手続きはご存知でしょうか。相続放棄はマイナスの財産を相続したくないときに相続権を放棄することですべての財産を引き継がない選択をすることです。相続放棄どころか相続に関わることなど人生でそう何回もないでしょうから、手続きや...続きを読む
遺言書が無効になる事例と無効を争う方法|絶対に避けたい失敗と対策
故人の持ち物を整理していたら遺言が出てきた、という話は、誰にでも起こりうることです。その証拠に、裁判所による遺言の検認数は1万6,888件(平成27年度)、公証人連合会が公表している公正証書遺言の作成件数は10万5,350件(平成28...続きを読む
被相続人とは | 遺産相続において被相続人の意思が尊重されるケース
被相続人(ひそうぞくにん)とは、相続財産を遺して亡くなった人のことであり、被相続人の財産を受け取る側の人を相続人といいます。また、遺産相続については法律上で定められている割合(法定相続分)よりも、被相続人の遺言書で指定される遺産分割が...続きを読む
再婚と相続の関係性|再婚後の相続範囲や連れ子がいるケースでの注意点
再婚をした際に考えなければいけないのが、相続の問題です。元配偶者との間に子供がいた場合、たとえ疎遠になっていたとしても親子関係は変わらないため、相続が発生してしまいます。 今回は、そんな再婚と相続について、今から考えておくべきことを解説していきます。続きを読む
寄与分は遺留分減殺請求の対象外|遺留分・遺贈・寄与分の三角関係とは
寄与分とは、共同相続人の中に被相続人の財産の維持・増加に特別に貢献した人がいる場合に、相続分にこの貢献分を反映して共同相続人間の公平を図る制度ですが、遺留分減殺請求の際にどのような扱いになるのかについて、遺留分や遺贈との関係とともにご紹介いたします。続きを読む