ブラックリストに載る基準・デメリット・解除期間の徹底解説!

弁護士法人ネクスパート法律事務所
監修記事
ブラックリストに載る基準・デメリット・解除期間の徹底解説!

ブラックリストとは、信用情報(※1)に事故情報(※2) が登録されることです。金融機関に一生自分の名前が残ると勘違いしている人は少なくありませんが、一生、事故情報が登録されていることはありません。ブラックリストは借金を完済して一定期間が過ぎることで解除することができます。

(※1) 信用情報…現金以外のお金に関する契約・支払・返済などの履歴
(※2) 事故情報…クレジットカード・携帯料金の延滞などの金融事故のこと

今回紹介するのは、

  • ブラックリストに載った時のデメリット
  • あなたは本当にブラックリストに載っているのか?
  • あなたがブラックリストに載った場合どのくらいの期間で解除されるのか

この3つについてご紹介していきますので、参考にしてください。

借金・債務整理について相談できる弁護士を探す

 

そもそもブラックリストってどんなリスト?

そもそもブラックリストってどんなリスト?

ブラックリストとはどんな情報が登録されているのか・どこで管理されているのかをご紹介していきます。

ブラックリストなんてものは存在しない

冒頭でもお伝えしましたが「ブラックリスト」というのは、通称で、正式名称ではありません。

ただ、延滞などを起こしていない人の情報は「ホワイト情報」と呼ばれていたので、反対の事故情報が登録された人は「ブラック情報」と呼ばれることになり、ブラックリストに載ったという呼ばれ方をするようになりました。信用情報については次項で説明します。

信用情報とはあなたの現金以外の取引をした履歴

信用情報に載っている情報は以下です。

  • 契約内容
  • 借入・返済などの取引
  • 利用残高

などの個人情報のことで、クレジットカード・カードローンなどの現金以外の取引を利用するたびに信用情報に記録がされていきます。

日本には3つの信用情報機関がある

信用情報機関では、信用情報の収集および加盟団体への提供を行っています。機関毎に扱っている情報が違うので表にまとめてみました。

機関名

扱っている情報

株式会社日本信用情報機構(JICC)

多くのクレジット会社(信販系・消費者金融・携帯電話会社)などの情報

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

ほとんどのクレジット会社の情報

全国銀行協会(KSC)

銀行・労金などのクレジット・ローン情報

【参考】

ブラックリストに載った場合の4つのデメリット

ブラックリストに載ることで現金以外のお金のやりとりができなくなりますので生活が不便になることは間違いないでしょう。それでは、4つのデメリットについてご紹介していきます。

①クレジットカードが使えない

ブラックリストに載ることで、現金の持ち合わせがない時、大きな買い物をしたい時に分割での支払いができるクレジットカードは使えなくなってしまいます。

②住宅・車・教育ローンが組めなくなる

信用取引ができなくなるので住宅・車のローンを組むことができません。さらに、教育ローンも組むことができないので家庭をお持ちの方は子どもに不自由させる恐れがあります。

③ETCが使えない

高速道路をスムーズに利用できるETCですが、ETCの料金は後払いシステムなのでブラックリストになってしまうと利用することができません。

④職業に制限がかかる

自己破産(※)手続き中に就くことができない職業があります。弁護士や司法書士・公認会計士・宅建士など、一定の職業については制限されています。もっとも、自己破産の手続きが完了し免責を受けたあとは復帰することができます。
(※)自己破産…全ての借金を0にすることができる債務整理の方法の1つ

借金・債務整理について相談できる弁護士を探す

ブラックリストに載る基準は延滞や債務整理

ブラックリストに載る基準は延滞や債務整理

ブラックリストに載る原因とは以下のものです。

クレジットカード・カードローン・携帯の延滞

後払いでお金を支払うクレジットカード・携帯の料金などは3ヶ月間延滞することでブラックリストに載ります。1-2ヶ月間の短期の延滞を繰り返すことで会社によって2ヶ月でもブラックリストに載ることもあるでしょう。

奨学金の延滞

奨学金を2ヶ月延滞すると遅延金が発生し、3ヶ月の延滞でブラックリストに載り、4ヵ月目は保証人・連帯保証人に連絡がいくと言われています。もう少し詳しく知りたい人は奨学金の滞納はブラックリスト入り|延滞のリスクと対策手順をチェックしてみてください。

借金が苦しくて債務整理をした

借金を減らすことのできる以下の債務整理は生活の苦しい人の強い味方です。しかし、デメリットとしてブラックリストに載ってしまいます。

  • 任意整理…お金を借りている貸金業者と弁護士が話し合い利息や元金を減らす方法
  • 自己破産…裁判所を通じて借金の返済義務を免れる方法
  • 個人再生…裁判所を通じて借金を減らす方法
  • 特定調停…裁判所を通じて借金を減らす任意整理のようなもの。

過払い金請求をしたけど借金が残った

過払い金請求は完済してから行えばブラックリストになりません。しかし、過払い金請求をして借金が残った場合には任意整理と同じになるためブラックリストに載ってしまいます。

もう少し詳しく知りたい方は過払い金請求の3つのデメリット|ブラック扱いになるのは誤解もチェックしてみてください。

公共料金・税金なら料金を延滞してもブラックリストにならない

延滞してもブラックリストに載らないケースもあります。

 公共料金の延滞

  • 電気代
  • ガス代
  • 水道代

などの公共料金は延滞してもブラックリストに載りません。しかし、電気・水道などは使えないと生活ができなくなりますので延滞しないで支払いをしましょう。

税金の延滞

  • 住民税
  • 国民年金
  • 国民保険料

などの税金は延滞してもブラックリストに載りません。

しかし、国民保険料を延滞してしまうと病院に行った時に国が負担してくれないので、医療費は安い金額ではなくなる可能性が高いです。

税金を延滞すると最終的に差し押さえをされてしまうので支払うべきでしょう。

あなたがブラックリスト載っているか調べる方法

各信用情報機関に開示請求を行うことであなたがブラックリストに載っている・いないかを知ることができます。

1つの機関ではブラックではなくても違う機関だとブラックの可能性もありますので、申請するなら全ての機関に開示請求をしてください。

開示請求をした後に開示書が届く期間は大体1週間~10日間です。

開示書に書いてあるブラックリストの人のクレヒス(信用履歴)

開示書の返済状況が「異動」ならブラックリストです。

開示書の見方|CIC

引用:開示書の見方|CIC

【入会状況】

開示書に書いてあるブラックリストの人のクレヒス(信用履歴)

入会状況の欄に3回以上Aのマークが並ぶとブラックリストになります。今回は5回ついているので5ヵ月延滞したことになります。

【開示書のマーク一覧】

表示

内容

請求どおり(もしくは請求額以上)の入金があった

P

請求額の一部が入金された

R

お客様以外から入金があった

A

お客さんの事情で、お約束の日に入金がなかった(未入金)

B

お客さんの事情とは無関係の理由で入金がなかった

C

入金されていないが、その原因がわからない

請求もなく入金もなかった(※)

空欄

クレジット会社等から情報の更新がなかった(※)

(※)例:クレジットの利用がない場合

引用:開示書の見方|CIC

開示書に書いてあるブラックリストではない人のクレヒス(信用履歴)

毎月のクレジットカードなどの現金以外の支払いを延滞しなければ以下の画像のマークが並びます。

全て$マークで埋まって入ればクレジットカード・ローン契約などの時に『信用がある人』と審査の時に判断されます。

開示書に書いてあるブラックリストの人のクレヒス(信用履歴)

(参考:開示書の見方|CIC)

ブラックリストに載る期間は最長10年

あなたがブラックリストに載った原因によってブラックリストに載る期間は違います。

クレジットカード・カードローン・携帯の延滞をした場合 

カード系の支払い・携帯料金を延滞した時には最長5年間のブラックリストに載ります。

信用情報機関

61日以上延滞

3ヶ月以上延滞

強制解約

日本信用情報機構(JICC)

1年

5年

5年

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

5年

5年

5年

全国銀行協会(KSC)

5年

5年

5年

債務整理をした場合

債務整理にはいくつかの種類があることを上で説明しましたが、借金を減らした方法によりブラックリストに載る期間は違います。

信用情報機関

任意整理

自己破産

個人再生

特別調停

日本信用情報機構(JICC)

5年

5年

5年

5年

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

5年

7年

5年

5年

全国銀行協会(KSC)

5年

10年

5年

5年

(参考記事:ブラックリストの掲載期間は人によって違う|解除までの期間を知る方法)

ブラックリストへの登録を解除する方法は今のところない

ブラックリストへの登録を早く解除する方法は、借金を完済して一定期間を過ぎる以外に方法はありません。

もし、ネットなどで「ブラックリスト早く回復できます」などと謳っている業者があっても詐欺の可能性がありますので注意しましょう。

配偶者がブラックリストに載っていても家族に影響はしない

ブラックリストへの登録は、家族・親族には関係ありません。あくまで、個人に関することだからです。

例えば、あなたがブラックリストに登録されているけれども教育ローンを組みたくてもローンを組むことはできません。あなた以外の配偶者(夫・妻)ならブラックリストへ登録されていなければ教育ローンを組むことができる可能性があります。

まとめ

ブラックリストに載らないために最も気をつけなければならないのはクレジットカード・携帯料金・奨学金の延滞です。

延滞することで今後の生活が不便なもることは間違いありません。延滞にはくれぐれも気をつけてください。

ブラックリストに載ってしまっている人は借金を完済してから一定期間が過ぎることで消すことができますが延滞などしてしまうと、またブラックリストに載る可能性は十分にあります。

まずは生活の基盤となる収入を安定させる・返済のお金だけは残す工夫をして2度とブラックリストに載らないようにしていきましょう。

Q弁護士に無料で簡単に質問できるって本当?

CTA QAテスト A 「ズバリ、本当です!」
あなたの弁護士では質問を投稿することで弁護士にどんなことでも簡単に質問できます。

この記事を見た人におすすめの記事

この記事を監修した法律事務所
弁護士法人ネクスパート法律事務所
2016年1月に寺垣弁護士(第二東京弁護士会所属)、佐藤弁護士(東京弁護士会所属)の2名により設立。遺産相続、交通事故、離婚などの民事事件や刑事事件、企業法務まで幅広い分野を取り扱っている。

関連記事

あなたの弁護士

本記事はあなたの弁護士を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。

※あなたの弁護士に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。

※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

借金・債務整理が得意な弁護士を探す