金銭のトラブルに悩まされています。
昨年の11月ごろに、高校時代の同級生で今は弁護士をやっている知人から、新しいビジネスのための出資を求められました。内容は法的な問題を抱えたまま放置されている空き家問題を解決したうえで売買を促進して利益を得るというもので、社会的意義もあるとの話。リターンも大きかったこともありましたし、期間も短く12月末までに返金するとの話。高校時代の友人でしかも弁護士だから信用もできるだろうと500万円ほど用意しました。
金銭貸借書類も整えて、すぐに振り込み、その後、面談をして口約束ではありましたが、土地の売買が成立しなくても返金するといわれ安心していたのですが、期日になっても返金はありません。年末年始だったのでずれこんでいるのだろうと1月4日より電話、メールなどを入れても返事がない状態。慌てて自宅に伺うも居留守をつかわれる始末でした。
その後、メールが来て来週には払うなど、何度か引き延ばしの連絡が入りましたが、約束の日になると連絡がつかなくなり、何度も厳しいメールを入れると、名誉棄損になるとか、法廷でしか払わないなど脅しのメールをよこしてくる始末でした。
こちらとしては返金がないと非常に困るので、ことを荒立てるつもりはないと下手に出て懐柔すると、2/7には返すとのメールがありました。しかしまた、2/5あたりから連絡がとれなくなり、けっきょく2/7に振り込まれることはありませんでした。その後、電話もメールも入れても返信も反応はなく現在に至っております。500万という金額は私たち家族にとって大きな金額であり、非常に困っている状況です。どのように解決を図ればよいのでしょうか。
心配なのは訴訟になった場合、当方の負担金が大きいと、もし仮に回収ができなかった場合に大きな痛手になること、相手も弁護士なので、内容証明を送るなどこちらの強気な対応に屈しない、出資したお金が手元にない場合、返金できないと開き直られるのではないかなどの懸念があります。この手のケースの場合、刑事告訴は可能なのでしょうか。賃借の契約書やメールのやりとりの記録はすべて残っております。自宅に訪問したときに居留守を使っていた音声証拠も残っています。ご助言をください。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
弁護士が何ら実態のない詐欺の投資話を持ち掛けるということは経験則上とても考えにくいことですので...
おそらく、事業の実態はあったのでしょうが、うまくいかなかったのでしょう。
訴訟を起こして返金を請求することをお勧めします。
相手が弁護士ですから、破産してしまうと資格を失う職業ですので、回収できる可能性は高いのではないでしょうか。
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ご相談頂きありがとうございます。 弁護士がこのようなことをするとは非常に問題があります。 ...
弁護士がこのようなことをするとは非常に問題があります。
訴訟になって回収ができない場合には、貴殿にも大きな負担になるとというのはそのとおりですね。
このような場合の手段としては、相手方が通常人の場合と異なって以下の方法が考えられます。
①所属する弁護士会にもよりますが、市民相談窓口が設けられているので、そこで相談するというのが第一に考えられます。各弁護士会では、市民窓口相談でクレームが入ると、その件数を弁護士毎にカウントし、場合によっては弁護士会から、この弁護士に通知して返済を促す等をしてくれることがありますから有用です。
②また、弁護士会には、紛議調停手続きがあります。こちらを利用して、返済するよう説得してもらうというのも有用です。
③さらには、懲戒事由に該当するようなら弁護士会に懲戒申立をするというのも有効な場合があります。
最後のご質問の刑事告訴ですが、こちらについては、当初から返済意思がないような場合には、詐欺罪での刑事告訴が可能となりますが、そのあたりの事情をお聞きしないと何ともいえないところがあります。
必要がありましたら、一度、事務所にいらして頂いてご相談頂けたらと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。弁護士回答の続きを読む
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