求人内容よりも悪条件で働く
ハローワークの求人で正社員で経験不問、試用期間なしとの内容でした。
(複数面接しており、面接後に上記の条件を改めて確認しました)
しかし、面接時に未経験だからまずはパートと言われ、正社員を推進していること、他の方々もそういった経緯で正社員になっているのなら仕方がないと納得してしまいました。
入社してみると、フルタイムで働いている人達は全員が未経験から正社員とのことに驚き、
なぜ自分だけがパートなのかわからず、いつ正社員になれるのかを代表に聞くと、
「レベル達していれば直ぐにでも、1、2ヶ月後にでもなってもらいたいと思っている。」
「給与を出したくないわけではない」と言われ、
レベルの基準を問うと、「まだ決めていない」との事
現状はむしろ給与を出したくないと思える状況で不信感を抱きました。
後日、他の社員からレベルの話をされました。
(実際はレベルというより業務内容の項目でした)
そして、改めて代表にどのレベルなら正社員なのかを問い、どのくらいかかるのかを問うと、
「未経験なんだから半年、一年は見といた方がいいよ」
「今度、契約社員を設けるからそれでいいでしょ」
と段々話が変わっていきました。
どんどん不信感が募り、体調不良のため病院に行くと、
「自律神経失調症」の診断で休まざるを得ませんでした。
これから入社する人は、契約社員制度が本当にできたら(いつになるかわかりませんが)
契約社員からのスタートだそうです。
私は契約社員制度ができた時点での契約社員としての給与で、
現時点ではパートで他の人は未経験から正社員、これからの人は契約社員スタート、
どちらにしても、私だけが一番悪条件で働いているようです。
面接時に実家だから大丈夫かなと言われたこと、
これらの経緯を考えて、全てが馬鹿にされた気持ちになりました。
自律神経失調症の発症のきっかけは、これらのストレスでした。
以上のことから、3点ご質問があります。
1 雇用契約も結んでしまっており、会社に対して求人内容通りの条件を求めることは難しいのでしょうか。
2 こういった体調不良(代表からのストレス、不信感が原因のため)に対して
慰謝料を請求することは難しいのでしょうか。
3 このような状況の場合でも請求できることがありましたら、ご教授お願いいたします。
相談者(ID:3127)さん
弁護士の回答一覧
ハローワークの求人条件と、実際とで雇用条件が異なっていたということはしばしばよく見られることだ...
しかしご相談のケースの場合、「未経験者はみなパートから。ほかの正社員もみなパートから始まっている。」という説明だったのに、それが嘘で、あなただけがそのような待遇にされてしまったとのことです。ほかの方は経験の有無にかかわらず最初から正社員になっているというわけです。
そしてあなたの場合、ほかの方々と異なった扱いにされる理由についても合理的な説明がない、一定のレベルに達したら正社員に登用するといいつつ、そのレベルはまだ決めておらず、これから決めるであるとか、正社員になるのに「半年、一年はかかる。」などと言って不明確なまま(おそらく半年、一年たっても、何やかやと難癖をつけて正社員にはしてくれないものと思われる。)というのですから、雇用契約自体、詐欺的なものだと言わざるを得ません。
これまで働いた期間に対応しての正社員として雇用されていた場合に支払われた賃金と、現実に支払われた給料との差額を損害賠償として請求することができるかと思います。
ストレスから体調を崩したことに基づく慰謝料請求も可能だと思いますが、こちらについては、相当因果関係の立証が壁になると覚悟するべきでしょう。
ただ体調を崩したか否かとは関係なく、このようなブラック企業にかかわらされたこと自体でも精神的苦痛はこうむりますから、一定の慰謝料を請求してもおかしくはないような気がします。
ただ不本意かもしれませんが、その会社で働き続けることはスパッとあきらめた方がよいと思います。
>会社に対して求人内容通りの条件を求めることは難しいのでしょうか。
とありますが、詐欺的な雇用について追及して、処遇を改めさせることは理屈の上では可能だと思いますが、それですべてきれいさっぱり、後くされなく解決するなどと考えるのは甘く、次から次に手を変え品を変え、様々に嫌がらせを受け続けることを覚悟しなければならないからです。弁護士回答の続きを読む
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>面接時に未経験だからまずはパートと言われ、正社員を推進していること、他の方々もそういった経緯で正社員になっているのなら仕方がないと納得してしまいました。
面接時に納得して合意していれば、パートでの労働契約になる可能性が高いです。求人票に、「面接した方で、合格すればすべて正社員だ」と書いていれば別ですが・・・
「ほかの方は経験の有無にかかわらず最初から正社員になっている」としても、最高裁判決によって、使用者には採用の自由が広く認められていますから、法律その他の特別の制限がない限りは、違法にならないです。「ほかの方々と異なった扱いにされる理由についても合理的な説明がない」としても、直ちに違法にはならないです。さらに「一定のレベルに達したら正社員に登用する」という明確な正社員登用制度もなさそうです・・・
ただ、何らかの手立てはあるかもしれません。本件は、法的に正確に分析すべき事案です。専門性の高い弁護士に相談し、具体的な話をなさった上で、今後の対応を検討するべきです。
不当な扱いには断固戦いましょう! 弁護士への直接相談・直接面談によって、良い知恵が得られる可能性が高いと思います。弊所は、ここ=ネットでは、回答を終えさせて頂き、さらなるご質問は、希望される場合にのみ、有料相談でお受けいたします。良い解決になりますよう祈念しております。弁護士回答の続きを読む
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