周りに知られたくない-私は、パワーハラスメントで退職し、当該

Question

私は、パワーハラスメントで退職し、当該上司への裁判を考えています。ところが、そのことを仕事の都合上、両親や職場の同僚には知られたくありません。そこで、質問です。周りの人間に知られずに裁判を起こすこと、そして、上司（訴えられる側）に対して口外をしないよう要求することは可能でしょうか。

藤川久昭 · Answer

お困りのことと存じます。詳しい事情がわからないので、一般論としてご回答いたします。

1．職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上 の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
2．本件の言動が、これらに該当するかどうか、証拠に基づいて、子細な分析と慎重な対応が必要です。
3．知られないこと等については不可能ではないです。

本件は、法的に正確に分析すべき事案です。専門性の高い弁護士に相談し、具体的な話をなさった上で、今後の対応を検討するべきです。

弊所は、ここ＝ネットでは、回答を終えさせて頂き、さらなるご質問は、希望される場合にのみ、有料相談でお受けいたします。良い解決になりますよう祈念しております。お力になりたいと思います。負けないで！
クラウンズ法律事務所https://www.crownslawoffice.comj

小堀信賢 · Answer

はじめまして。弁護士の小堀と申します。

＞周りの人間に知られずに裁判を起こすこと

この点に関しては、こちら側も上司側も誰にも言わなければ、通常は知られることはないでしょう。

ただ、裁判になると、裁判の当日、裁判所内に当事者名と事件名（「損害賠償請求事件」といった簡潔なもの）が記載されたスケジュール表が張り出されるので、
それを、かえで様や上司のことを知っている人が見れば、かえで様が上司に対して裁判を起こしたことは知られてしまうでしょう。
また、裁判は公開されるので（非公開の手続きもありますが）、知人がたまたま裁判の傍聴に来れば、知られてしまうことになります。

そのほか、弁護士に依頼せずに裁判を起こした場合、裁判所からの書類は原則として自宅に届くので、
同居のご家族などがそれを目にすれば、裁判所から何らかの書類が届いたことは知られることになります。

＞そして、上司（訴えられる側）に対して口外をしないよう要求すること

裁判が和解（示談）で終われば、口外禁止条項を和解書の中に盛り込める可能性があります。

ただ、「自分がある人物から裁判を起こされた」ということそのものを、近しい人たちに話すこと自体は違法ではない（そもそもその情報は裁判所に掲示されるくらいですから）ので、
和解成立までの間に一切の口外禁止を求めても、話すかどうかは相手方次第ということになります。

とはいえ、普通の人であれば、自分が裁判を起こされていること（しかもパワハラで）は、第三者に知られたくないと思うのではないでしょうか。

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周りに知られたくない

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