求人票・面接時の話との乖離でうつ発症。慰謝料請求は可能か？

４月に会計事務所に就職したのですが、精神的な苦痛からうつ病を発症し、5月で退職しました。
自分としては不本意なので、慰謝料が請求できるのかどうか、お尋ねさせてください。

この会計事務所、安い顧問料でＰＲした結果、顧問先増の傾向があります。

そのせいか、就業してみて判明したのは、月次や決算の事務作業に追われ、本来しなくてはならない事前の決算準備ができず、決算も申告期日ギリギリにならないと仕上げることができない「綱渡り」が常態化しています。

月次入力も滞留気味のなか、お客様からは催促の連絡がひっきりなし・・。

職員は疲弊し、定着率がすこぶるよくありません。長くても２年で退職しているようです。

５月で退職した職員は、私の他にも３人おり（私以外は健康上の理由ではありません）、その穴埋めもできていないようです。

私自身、何が苦痛となったのかを以下にまとめます。

（１）労働契約に関する書類提示がない
面接時に口頭で「給与は20万スタート」とは聞いており、あとは私の頑張り次第・・ということは聞いており、それに関してＯＫはしましたが、その後、雇用契約書はもちろん、労働契約に関する書面の提示はありません。
実際にもらった４月の給与は30万。それだけ評価してくれたのだとは思いますが、結局のところ、自分の給与はいくらなのかわからず、不安でした。
税理士という仕事柄、書面に関することはキッチリとしてくれるであろう・・と、特に催促はしなかった私にも落ち度はあるかもしれません。

（２）求人票・面接時と実態との乖離による苦痛
求人票に残業10時間未満との記載がありましたが、実際には30時間くらいはありました。
（勤怠記録は出力できず、手元にはありません）
時節柄、３月決算のクライアント様は５月が申告期限となり、多忙な時期であるものの、６月以降は閑散期く・・と聞いていたのですが、顧問先増と慢性的な人手不足で、残業が減るとはとても思えない状況でした。

また、給与は末締の翌月10日くらいに概算で支払い、すぐ精算すると聞いていたのですが、10日に概算で支払われたきり、精算される気配がありませんでした。
概算なので、当然、給与明細は同封されておりません。

他の職員曰く、「未だかつて給与明細は見たことがない」とのこと。
また、面接時に「増員」と聞いていたのですが、実際には１月で退職した職員の後任。
その職員の仕事の内容は他の職員は一切わからず、引継が全くない状態での就業でした。
結果、引継不足をお客様に私が謝らなければならない状況が多々発生し、大変苦痛でした。

（３）会計事務所らしからぬ現状
４月になっても確定申告が未済のお客様が多々あったり、職員の年末調整も未済、新設法人のサポートのひとつとして、印鑑作成の手配もしているのですが、完成した実印を所長が預かったまま忘れてしまうことが多々あったり・・。
とにかく、会計事務所にあるまじき窮状でした。


このような状況でどんどん追い込まれ、結果、うつを発症してしまったのだと自覚しているのですが、慰謝料を請求することが果たしてできるのかどうか・・・

ご意見を伺えたら幸いです。
宜しくお願いいたします。