婚約不履行で訴えられる可能性ありです。
交際三か月の女性・その父親とのトラブルです。
私が婚約不履行で訴えられる可能性ありです。
上記の女性とは、同じ企業に勤務しています。
<内容>
・交際期間は三か月です
・新居の契約済み(契約者は女性側・保証人は女
性の父親)
・契約書には私が婚約者であると明記されていま
す
・女性は借りていたアパートを解約しています
・電気/ガス/水道は契約済みです
・新居の初期費用と家具家電 計約35万円は私が負担しています。
・入籍の日は概ね決めていました
・結納や結婚式場の予約はしていません
・お互いの親には挨拶しています
・プロポーズリングは渡しましたが、返却されています。
女性側の家族に障害者がいるという理由で私の両親にはもともと結婚は反対されていました。
そのことを私自身が改めて考えたうえで、入籍を延期できないかという相談を彼女に持ちかけたところ、彼女から別れたいという旨の発言がありました。彼女の父親にはどれだけ正確な情報が伝わっているのかは不明ですが、電話で連絡があり、「あまりにも不誠実だ」「結婚するなら、この話は水に流す」「結婚しないなら婚約不履行で訴える」「このことは職場にも言わせてもらう」との発言がありました。
〈質問事項〉
・今回の件は婚約破棄・婚約不履行に該当するでしょうか?
・また該当する場合、慰謝料の金額はどの程度になるでしょうか?
・職場に話があった場合、解雇などの処分はありえるでしょうか?
・父親から再度連絡があった場合、入籍はしない旨を伝えるべきか、それとも延期として言葉を濁すべきでしょうか?
・女性とも接触は避けた方が良いでしょうか?
よろしくお願い致します。
相談者(ID:6343)さん
弁護士の回答一覧
時系列だけを見ると、結婚話も取りやめにしてそもそも別れたいと申し入れてきたのは、彼女の方なので...
しかしあなたが「入籍を延期できないか」と彼女に相談した時、その理由をどのようにご説明したのでしょうか?
延期とはいうものの、事実上の婚約解消であると受け止められてしまったということなのでしょう。
あなたにも反省すべきところがあったのだろうとは思います。
しかし経緯がどうあれ、あなた自身に反省すべきところがあったにせよ、実際、このような過剰反応を示されてしまうと却って結婚する気はなくなってしまうでしょう。
なんとなく結婚した後に起こりうるいろいろなトラブルがイメージされてしまいますからね。
仕方がないので、名実ともに婚約は正式に解消するという方向で対応するしかないと思います。
さて、それを踏まえてどのように解決するかですが、慰謝料については支払いを拒否するようにして下さい。
あくまでも最初に分かれると言い出したのは彼女なのです。そして過剰に反応して来たのも彼女の側なのです。そのことははっきりと主張しておいた方がよろしいかと思います。
しかしもちろん、何らの金銭を支払わないで済ますことはできません。
結果的に彼女に無駄な出費をさせていることは紛れもない事実であって、それについては責任持って支払いに応ずるべきです。
即ち
「・新居の契約済み(契約者は女性側・保証人は女性の父親)」、
「・女性は借りていたアパートを解約しています」
「・電気/ガス/水道は契約済みです」
についての金銭的補償はしなければなりません。新居として借りた住まいに今後もお一人で暮らすことにするのでしたらまだよいのですが、その場合でも解約した従前のアパートの家賃より高い家賃なのであれば、その差額分の1年分程度は補填するべきでしょう。
しかし実際には、新居にするつもりで借りた住まいには、ケチがついてしまった所であるのでもう住む気にはなれないということになるかと思いますので、その場合には契約に際して支払った不動産仲介手数料、敷金のように返還されることのない権利金や礼金など、一度も住まなかったのに支払いを余儀なくされた家賃相当額、水道光熱費で請求される基本料金は補償するべきでしょう。またその場合、改めてアパートを借りなおすことになるはずで、そのための費用についても補償するべきでしょう。
>・職場に話があった場合、解雇などの処分はありえるでしょうか?
あり得ません。完全にプライベートな問題です。
しかし同じ企業にお勤めであるとのことですので、従前と同じ環境下で仕事をし続けるのは自分たちにとっても気まずいうえに、周囲の人たちも余計な気遣いをし続けなければならず職場環境が悪くなるのは避けられません。ですので人事異動が発令されて、急遽、転勤を命じられるなどということは覚悟しなければならないかもしれません。
>・父親から再度連絡があった場合、入籍はしない旨を伝えるべきか、それとも延期として言葉を濁すべきでしょうか?
既にお分かりかと思いますが、入籍はできないと明言するほかありません。ご自身の気持ちに嘘をついて返事をあいまいにして問題を先送りしていると、後からでは余計、結婚するわけにはいかないと伝えにくくなってしまいます。
>・女性とも接触は避けた方が良いでしょうか?
現状、彼女の側に弁護士が付いたわけではないのでしょう?であれば接触を避けるわけにもいかず、密に連絡を取り合って解決策を見つけるほかはないのではないでしょうか。
女性側も感情的になってしまっており、話し合いはなかなか難しく、本当なら弁護士を代理人に立てるべき案件だとは思いますが、相手が弁護士を立てていないのに、あなたの方だけ弁護士を立てるというのも、却って彼女の側の感情を刺激してしまいますので、考えものです。
彼女の側に弁護士を立てるように促すのもよいかもしれません。弁護士回答の続きを読む
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