婚姻費用の最小化-妻から離婚調停を申請される予定。協議離婚が

Question

妻から離婚調停を申請される予定。協議離婚がまとまらなかったため。妻の言い分はセックスレス（2018年9月が最後)などによるうつ病発症(2018年12月）で慰謝料請、子（6歳息子）の親権確保、所有マンション（私100%名義）の譲渡。住宅ローン残り30年あり。

こちらは慰謝料払うつもりは無し。所有マンションは売却し残った分を分配したい。親権も定期的な面会交流が約束されれば養育費も算定表に基づき払うつもりはある。

離婚を長引かせての婚姻費用の支払いが多額になるのは避けたい。

私の年収：約1000万
妻の年収：約150満
息子：6歳（幼稚園年長）

2018年12月2日妻自殺未遂。妻勤務先休職。　
2018年12月4日精神病棟へ緊急入院。うつ病診断。
（退院までの間見舞い行くも精神不安定な罵詈雑言で私も疲弊）
2018年12月30日妻の強い要望により退院。妻実家療養。
2019年1月1日元日の酒の席で妻発狂。119番するも受け入れ先病院無く、持ちマンションで仕方なく療養開始
2019年1月下旬　妻復職。夫婦仲険悪
2019年2月17日　私が生活費を入れないと両家両親交え協議。事情説明するも生活費を払うことに。さらに険悪になる。
2019年3月～　このころから毎週末妻時間を子を連れ帰省。私とこの時間が著しく制限される
2019年4月22日　妻と子で妻実家へ別居開始

依田敏泰 · Answer

婚姻費用を長期にわたり支払うのを避けたいので早く離婚を決めることにしたいとのこと、ごもっともです。
とはいっても、離婚が決まると今度は養育費の支払いの必要が出るわけですから、養育費の負担の方が婚姻費用の負担よりも低額になるとはいえ、早期に離婚を決める意味は意外に大きくはないのかもしれません。

ともあれ、奥野様がお考えになる離婚条件は標準的なものですし、逆に言うと、これ以上、譲歩のできる要素は見当たらない感じです。
但し面会交流については、離婚に合わせて取り決めようとすると、時間がかかってしまうので、とりあえずは離婚を成立させることを優先し、面会交流はその後で仕切り直しで改めて申し立てることにした方がいいでしょう。
とすると、早くに離婚が決まるかどうかは、奥さん次第ということになるかと思います。
奥さんがあくまでも慰謝料の請求に固執したり、ローンが更に３０年分も残っているのに、マンションを譲ってほしいとの希望を諦めなかったりされたときには、調停自体は早々に打ち切ることができたとしても、続いて訴訟に移行するわけですし、そう簡単に期待通りに、早く離婚が決まるとはいかないかもしれません。

もしかすると、奥野様が早く離婚を決めたいのだと希望を表明した場合、調停委員から、「慰謝料としてでなくてよいので離婚給付金（紛争についての解決金と同じ意味）を２００万円ないし４００万円の範囲で支払うことを検討して欲しい。」等と促されることがあるかもしれません。
早く解決しようと考えるなら、その調停案に乗るという選択もありかもしれません。
でも婚姻費用と養育費を比べたとき、数百万円の離婚給付金を支払ってでも早く離婚を決めるのがよいのかどうか、慎重に考えた方がいいかと思います。

住所	：	東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室
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婚姻費用の最小化

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