婚姻費用の妥当性について
妻が突然家出し、離婚協議の前段としての受任通知書が届き、婚姻費用22万円を請求されました。算出根拠は、私の年収1319万円。妻の年収0円とされています。この妥当性についてお聞きしたいのですが、現在、私立大学2年生の息子(年内に20歳)に学費の支払いと生活費を毎月10万円程度仕送りしています。この酌量はないのでしょうか?
また、妻には3年前に相続し不動産収入56万円(昨年度は220万円)がありますがが、これは加味されないのでしょうか?
算出にあたっての私の個人情報(源泉徴収票)の本人承諾なしの代理人取得は個人情報保護法上、問題にならないのでしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。
相談者(ID:20371)さん
弁護士の回答一覧
私立大学に通う息子さんのための学費や、10万円程度の仕送りをしているのを含めての婚姻費用だと思...
それらも婚姻費用としての支払いには違いないからです。
ですから酌量がされないとかいうことではなく、むしろ一般的に使用されている算定表に従って導かれる婚姻費用の金額に、息子さんが私立大学に通っているということをどの程度、斟酌して加算して考えるかという形で問題になるのが通例です。
それから奥様に不動産収入があるのであれば、それは奥様が働いて給与を得ているのと全く価値的に変わるものではないので、当然、加味されます。
源泉徴収票については、奥様があなたの代わりに代理人として入手したということだと思います。本来なら、「源泉徴収票を出して欲しい」とあなたに依頼するのが通常のところであるにもかかわらず、頼むより先に勝手に自分で代理人として入手するというやり方が面白く思えないというのは私も共感致します。
しかし婚姻費用を決めるに際して源泉徴収票が必要であることは事実ですので、いずれにせよ裁判所には提出しなければならないもの個人情報の観点で問題であるということはできないと思います。
弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 静岡県 |
【まずはメールでご相談ください!】弁護士歴25年以上●離婚・不動産などご相談ください。あなたの事情に合わせたベストな解決を目指します
この質問に関連する法律相談
旦那の不貞行為で別居になりました。生活費を払わないので、婚姻費用分担調停をします。旦那は自営業でちゃんと確定申告をしていません。所得証明書を確認すると0円になっていました。今までの生活費として年間に500万は全て旦那が払っています。(年に3回は海外旅行に...
調停中ですが、別居してか4ヶ月ぐらいですが生活費請求されました。。4ヶ月前からの生活費請求されるのでしょうか。
妻、成人の子が二人、仕事して
社会保険もあります。請求は三人分ですか。
私も、賃貸マンションに住んでいます。
払えないときは、財産...
現在息子の離婚の話しを進めています。はっきりとは言えませんが、嫁からのモラハラにより、抵抗手段として嫁に手お出し。DVを行ってしまいました。息子は現在適応障害と診断され、会社も首になり無職です。嫁からは、離婚はしないと言われ婚姻費用だと、父の私に生活費等...
私の配偶者手当ての都合、別居中の妻の源泉徴収票が必要になったので、妻の代理人に提出を依頼したところ、
私の収入になる配偶者手当のため、既に配偶者としての生活は行っておらず、その手当のためにご協力することはできませんと回答され、次は調停で調停員さんに...
夫に離婚したいと言われているのですが、私は専業主婦で子どもが2人いるので、やっていけるのかすごく不安です。今は別居中なのですが、婚姻費用は払ってくれています。こちらがずっと離婚届にはんこを押さない限り離婚は成立しないのでしょうか。調停や裁判になってくると...
離婚に関する法律ガイドを見る
慰謝料の時効は3年!離婚後に請求する人が知っておくべき知識まとめ
「慰謝料に時効はどのくらいなの?」「離婚後に慰謝料は請求できるの?」などと不安に思っている人は少なくありません。離婚をした後に、不倫の事実が発覚したというともあります。そのような場合でもしっかり請求するための方法を紹介します。続きを読む
離婚後に慰謝料請求できる条件と離婚後でも高額な慰謝料を獲得するコツ
離婚後に慰謝料請求をしたい方が知っておくべき知識として、具体的な慰謝料請求できる条件や慰謝料請求の手順、請求する側が知っておくと役立つ知識についてご紹介します。続きを読む
養育費の差し押さえ(強制執行)とはどうやるのか、お悩みのあなた。この記事では、差し押さえについてわかりやすく解説します。そのほか、差し押さえとは何なのか、差し押さえに必要な条件、差し押さえ方法と流れ、注意点まで解説。参考にしてみてください。続きを読む
夫からDVの被害に遭われたら専門機関にすぐ相談してください。この記事では、DVの相談先や悩みを解決するまでの手順についてご紹介します。匿名で相談できる機関や電話・メールでのご相談ができる機関などを紹介しています。 続きを読む
浮気と不倫の違いは、一般的には配偶者以外と肉体関係を持っているかどうかで判断されますが、実は浮気と不倫には法律的な違いはありません。この記事では、浮気と不倫の違いの情報を中心に、相手を疑った際にやるべきことなどについてそれぞれ解説します。続きを読む