離婚届を出すタイミングについて
お世話になります。娘夫婦が離婚に向けて養育費の金額や支払い期間を協議中ですが話し合いがなかなか前に進みません。子供の保育園や児童扶養手当ての事もありこちらとしては一刻も早く離婚を成立させたいのですが先に離婚届を提出してしまうとその後の話し合いに不利益が生じてしまうことがありますか?慰謝料や財産付与については時効があることは存じていますがそれ以外に何かこちらの不利になるような事はないでしょうか?離婚協議書もしくは離婚給付契約書を作成して公正証書にするつもりです…良いアドバイスがありましたらよろしくお願いいたします。
相談者(ID:19809)さん
弁護士の回答一覧
一般論としては、もともと話し合いが難航しているというのであれば、先に離婚届を提出してしまうとい...
確かに先に離婚を決めてしまうことで、相手方が真摯に話し合いに応じてくれなくなるということはしばしばあることです。しかし、もともと話し合いが進まない状況なのであれば、離婚を先に成立させてしまったが故に、相手が話し合いに応じてくれなくなってしまったというわけでもないので、相手の気が変わらないうちに離婚を先に成立させてしまおうというのも選択肢としては考えられます。
しかしながら、「離婚協議書もしくは離婚給付契約書を作成して公正証書にするつもりです」との方針であるということならば、離婚を先に成立させるのではなく、公正証書ができてから離婚届を提出するようにするべきです。
つまり公正証書を作成するためには、相手との協議が実を結ばなければならないわけで、またその可能性があるのであれば、短気を起こして離婚だけ先に成立させてしまうべきではないと思うからです。先に離婚届を提出してしまえば、その後の話し合いは却って難航し、まとまるはずの話もまとまらなくなることがあるからです。
話し合いが難航していて先に離婚届を提出した方がよい場合は、家庭裁判所に調停を申し立てて調停委員に間に入って貰わなければ、折り合うことができないというような場合だけだと思います。弁護士回答の続きを読む
住所 | : | 東京都豊島区西池袋5-1-6第2矢島ビル4階A室 |
---|---|---|
対応地域 | : | 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 山梨県 静岡県 |
【まずはメールでご相談ください!】弁護士歴25年以上●離婚・不動産などご相談ください。あなたの事情に合わせたベストな解決を目指します
この質問に関連する法律相談
結婚17年です。夫の嫌がらせや暴力に耐えかねて、2か月前に警察へ通報しました。夫は警察で、今後嫌がらせや暴力をしないと誓約書を書かされました。破ったら逮捕になるとも言われていました。そのお陰で暴力や嫌がらせは収まりましたが、夫婦生活に応じないことを責めて...
私の不貞が原因で離婚及び離婚成立までの婚姻費用の支払いを求めるという文章を弁護士づてに来ました。不貞の事実はありませんが、一般的に言われるデートみたいな行動や言動は認めてます。弁護士からの文章は、妻は離婚の意志が固いのでしょうか?また、離婚成立までの婚姻...
GW中、コーヒーが入っていたカップを主人が倒した際、舌打ち、文句を言い始めそれを聞いていた次男(高1)が、まずはごめんなさいじゃないの?と言った途端ブチ切れ出し、息子を蹴り首根っこを捕まえて罵倒。
私が止めに入ったら、お前の育て方が悪いからだと罵られま...
結婚をするにあたり、離婚条件を記載した公正証書の作成を検討しています。
⑴経緯
私よりも所得が少ない相手と結婚を予定しています。
結婚後もお互いに仕事を続け、生活費は折半とし、家事や育児等も半々ずつ負担することにしました。
こうして結婚生活を...
結婚して15年、子ども2人です。
結婚してから旦那の借金が分かり、私が返済してきましたが、借金グセが治らず。
旦那は生活費を全くくれず、自分の給料は自分で使い、無くなれば私にせびってきます。
私にも旦那の肩代わりして作った借金や親から借りたりとお金...
離婚に関する法律ガイドを見る
モラハラの原因 | 加害者の心の問題を理解してモラハラを撃退する方法
「モラハラ」という言葉を近年耳にする機会が増えたように思えますが、もともとはモラルハラスメントを略した言葉になります。言葉の暴力や嫌がらせ行為によって相手へ精神的苦痛を与えることをモラハラといいますが、現代では、なぜこんなにもモラハラ...続きを読む
離婚後に慰謝料請求できる条件と離婚後でも高額な慰謝料を獲得するコツ
離婚後に慰謝料請求をしたい方が知っておくべき知識として、具体的な慰謝料請求できる条件や慰謝料請求の手順、請求する側が知っておくと役立つ知識についてご紹介します。続きを読む
協議離婚で弁護士に依頼した方がいい人とは? 相談窓口の探し方
協議離婚は、夫婦間で話し合って決める離婚方法ですが、弁護士が介入することで、短期間で離婚を成立させられます。また、有利な離婚条件を獲得しやすくなります。この記事では、協議離婚で弁護士に依頼した方がいい人や相談窓口、よくある質問を紹介します。続きを読む
離婚慰謝料と税金の関係|課税対象に「なるもの」と「ならないもの」
離婚時の慰謝料は通常「お金」で支払うと思われがちですが、実はお金じゃなくても慰謝料として渡すことができます。例えば、土地や建物の不動産を慰謝料として渡すことも考えられるのです。しかし、お金以外で慰謝料を支払ったことで夫婦双方に税金が発...続きを読む
- 2018.4.21
「この子、本当に自分の子供なのか……?」妻子を持つ男性の方々は、このように感じたことはないでしょうか。「もし本当に自分の子供でなかったとしたら、養育義務はあるのか?」「本当の父親には養育義務は発生するのか?」筆者が抱いたこのような疑問を弁護士に聞いてみました。続きを読む
不貞行為をしてしまった方で、いざ慰謝料を請求された時にその金額に驚く人がほとんどでしょう。あまりにも高額すぎる慰謝料を請求された場合はそもそも支払う必要があるのかを慎重に考える必要があります。今回は、慰謝料を請求されたときの対処法などをお伝えします。続きを読む