未成年者に事故を起こされた場合
昨日、歩行中交差点に入る際に車にはねられて負傷しました。
私は全治三か月の足のけがを負ってしまったのですが、加害者側は未成年で盗んだ車を乗り回していた際に事故を起こしたそうです。
私は、誰に対してどんな請求ができるのでしょうか?
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
ご質問に記載された内容のみでは具体的な状況が分かりませんが、まず、事故を起こした未成年者本人に...
また、監督義務者である親の義務違反と未成年者の不法行為によって生じた結果との間に相当因果関係が認められるときには監督義務者である親に対しても不法行為に基づく損害賠償請求をすることができます。
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まず、自動車が盗難被害にあった場合、保有者が「運行供用者」に当たらないため賠償請求することは困...
自動車事故においても賠償の相手は行為者と言うことになりますから、運転していた未成年者に対して請求することになります。
ただし、当該未成年者が、「責任能力」のない場合、民法714条により保護者(通常は親と言うことになります)に責任追及が可能です。また責任能力がある場合でも、具体的な事情(例えば、盗難車に乗り回していることを知りながら、これを放置していた場合などが考えられます)によっては、親権者に対して賠償請求することはできるばあいがあります。
どの場合であっても、原則として保険による填補が期待できませんので、未成年者らに支払い能力がない場合には賠償を受けることは困難となります。
そこで、未成年者に対してのみ責任追及ができ、支払能力がない場合には、自賠責法71条による政府保障事業による補償を受けることを検討すべきでしょう。
自賠責法71条による政府保障事業が適用される場合には,
1 自動車の保有者が明らかでないために運行供用者責任に基づく損害賠償請求ができない場合
2 責任保険(共済)の被保険者(被共済者)以外の者が運行供用者責任を負担する場合
に、自賠責保険と同様の補償を受けることができるというものです。
1の場合としては、ひき逃げ事件で犯人が分からないのが典型ですが、2の場合としては盗難車による事故も対象になるとされているようです。
この補償は、他に賠償を受けることが出来ない場合を想定していますが、手続等の詳細については、近隣や他の保険加入の損保会社の代理店などでOKですので、そこにまず問いあわせてみてはいかがでしょうか。
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