慰謝料は加害者も請求できる?
慰謝料とは、心理的に受けたダメージなので、加害者でも請求する事は、可能ですか?
加害者:自転車、右鎖骨遠位端骨折のみで、自転車の破損なし
被害者:仕事中の車、おそらく左側面にキズがあるもよう(現場検証時にでも警察に確認する予定)外傷なし、事故後、通常勤務
急きょ加害者が、救急搬送されたため、現場検証は、加害者の退院後におこなわれる予定、自転車の交通違反により事件が発生したが、骨折した加害者の治療には、プレートを、入れる手術と抜く手術があり、その間も通院、リハビリ、自宅療養中には、利き手の右手が使えないため不自由さがあるため、加害者で慰謝料請求なんてむしがいいかもしれませんが、回答よろしくお願いします
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
お問い合わせありがとうございます。 伊倉総合法律事務所の弁護士の伊倉吉宣でございます。 ...
伊倉総合法律事務所の弁護士の伊倉吉宣でございます。
さて,ご質問いただいた点ですが,
通常,我々は,過失割合が10:0の場合を除いて,「被害者」「加害者」という表現はしません。
仮に,過失割合が10:0であった場合,
100%過失のある「加害者」から,過失のない「被害者」に対して慰謝料の請求はできません。
確かに「加害者」側にも精神的ダメージがあったかもしれませんが,
そのダメージに対して「被害者」に過失がない=責任がないからです。
他方で,過失割合が9:1の場合においても,
過失90%の方を「加害者」,
過失10%の方を「被害者」と表現するのであれば,
「加害者」も「被害者」に対して慰謝料の請求が可能となる場合があるでしょう。
これは,「加害者」側に精神的ダメージが生じているのであれば,
そのダメージに対して,10%は「被害者」側にも落ち度があるので,
その部分は支払う責任が生じるわけです。
ご質問のケースでは,事故状況が分からないため,はっきりとはいえませんが,
被害者側にも過失(前方不注意等)があるのであれば,
治療費その他の人的損害とともに慰謝料も請求できる可能性があるでしょう。弁護士回答の続きを読む
どちらが加害者・被害者というより、双方に生じた損害(通院慰藉料等を含んで)について、相互の過失...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
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対応地域 | : | 全国 |
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