借りたものを返さないのは犯罪なのか?弁護士に聞いてみた

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
借りたものを返さないのは犯罪なのか?弁護士に聞いてみた

物やお金の貸し借りは昔から日常的に行われていますね。一般の人が日頃貸し借りをするものは、筆者が子供のころからあまり変わっていないように思います。

  • CD
  • テレビゲーム

これらは貸し借りの代表格。筆者(平成生まれ)も、おそらく小学校に通いだす前からテレビゲームの貸し借りをしてました。

本やCDやテレビゲームは『自分も貸しているし、借りてもいる』のようなお互い様の状況であったり、価格的にも数千円であることから、これまでトラブルになることはほとんどありませんでした。

  • お金
  • 趣味の道具(スポーツ用具、楽器、釣り竿など)

しかし、お金や趣味の道具、鍵などの貸し借りはトラブルになりやすいのではないでしょうか。『お金なんて貸すのが悪い!』という意見はもっともですが、趣味の道具などは、貸して欲しいと言われたら嬉しくなって貸してしまうかもしれません。『高価だし、返ってこないわけがない』と思っていることも一因です。

自分の大切なものが貸した結果返ってこなかった場合、犯罪として警察に通報したり、借主を訴えたりすることはできるのでしょうか?調べてみました。

借りたものを自分のものにしてしまうのは横領罪

結論からいうと、『借りたものを返さないのは横領罪』です。

第二百五十二条 自己の占有する他人の物を横領した者は、五年以下の懲役に処する。

【引用:刑法 – 電子政府の総合窓口 e-Gov】

上記の条文をわかりやすくすると、『他人から預かっているものを自分のものにしてしまったら5年以下の懲役』となります。『自分のものにしてしまったら』とは、例えば、以下のような行為が当てはまります。

  • 『返して欲しい』の催促に対し、応じる姿勢を見せない
  • 借りていたものなのに売却してしまった
  • 自分のものとして他人に貸し出す行為

最初から返すつもりがなかったのなら詐欺罪

借りる時点で返すつもりがなかったり、相手が嫌がっているところ、『すぐ返すから!』とだまし取ったりするのは詐欺罪です。

第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。

【引用:刑法 – 電子政府の総合窓口 e-Gov】

10年以下の懲役となれば大変な罪ですので、借りる時は十分に注意した方がよいでしょう。

まとめ

借りたものを返さないのは立派な犯罪です。友人間での貸し借りならまだしも、レンタカーやレンタルビデオ屋で借りたものを返さないのは非常に危険です。必ず返しましょう。

また犯罪として逮捕されるだけでなく、貸主から訴えられ、貸したものの弁償をさせられる可能性があることも覚えておくべきです。

 

「知人に大きい金額のものを貸したが、返してもらえない…弁護士に返してもらえるようにアドバイスがもらいたいな」

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梅澤 康二
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。第二東京弁護士会所属。

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