借地権の更新
旧借地借家法?のもと契約更新を約60年続けてきた借地の契約更新を来年に控え、家(父親名義で不動産登記)を大型リフォームしようと地主に契約更新と大型リフォームの許可をもらおうとしたところ、契約更新しないで土地を返して欲しいと言われて困っています。
私は、契約を更新し大型リフォームしそこに住み続けたいと考えています。年寄りの親を抱え今更引越しなど到底受け入れられるものではありません。地主の意向を拒否することはできるのでしょうか?
相談者(ID:6602)さん
弁護士の回答一覧
借地については、地主に無許可で増築、改築をしてはならないことになっています。大型リフォームとい...
しかしどうしても地主が承諾してくれないときには、地方裁判所に改築許可を求める借地非訟事件を申し立てて、裁判所が代わりに承諾する決定を出してもらえるという制度があります(借地借家法17条2項)。
それを申し立てることによってほとんど、リフォームすることも認められるはずです。
ただ全く無条件ではなく、一定の金銭を承諾料として地主に支払うよう求められるのが通例です。
同時に来年が更新の時期ということで、地主は更新を拒絶する意向であるとのことですが、地主が更新を拒絶するためには正当理由が必要であるとされています。
既にお父様もご高齢で今更、他に住まいを持つことはできないというのは、あなたのお父様にとって、借地契約を更新しなければならない理由として尊重されます。それに対して、地主さんの側には、あなたのお父様にとっての借地契約が続くことの重要性、必要性を上回るような、土地を返してもらわなければならないもっともな理由があるのかは疑問です。
更新の問題については、あくまでも立ち退きを求めるのだとすれば地主の側からアクションが起こされるはずなので、あなたの側が慌てて何らかの対応をする必要はありません。
あなたの方が行うべきことは、借地非訟の申し立てです。
これについては、弁護士に依頼して対応した方がよろしいかと思います。
当事務所でもお引き受けできますので、もしよろしければ、ご遠慮なくご相談ください。弁護士回答の続きを読む
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